致死率100%

ある人のTwitterに「生きている我々は致死率100%だ」という意味の記述があった。
たしかに、そのとおりだろう。
常々おれは、死ねることは福音だと思っている。
この世に不死ほど恐ろしいことがあろうか。
かつてインドを旅していたとき、とある安宿に日本語の小説が置かれていた。
旅人の誰かが残したものを他の旅人が読みついできたのだろう。
シモーヌ・ド・ボーヴォワールの小説で、不死の主人公の苦悩が書かれてあった。
致死率100%ということを虚しく思うのか、救いだと思うのか。
死は生を輝かせる。
体にせよ心にせよ苦痛は嫌なものだが、何とか対処していくしかない。
対処することそのものを面白いと思えるかどうか。
人生は意外にシンプルなものかもしれない。
死ぬまで生きるだけさ。
さて今日は一日中、昨夜撮影した動画の編集をする。
楽しみに待っていてくれる人がいるからね。
皆さん、良い日をお過ごしあれ。

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