DADGAD (ダドガド) チューニング

アボガドじゃないぞ。
この変わった名前のチューニングは、アイリッシュ音楽に特徴的なギターのチューニングである。
レギュラーチューニング(低音弦~高音弦 / 6弦~1弦 EADGBE)の6弦・2弦・1弦をそれぞれ1音ずつ下げたものだ。
ジャラーンと弾くと、Dsus4の響きになるオープンチューニングなのさ。
このダドガドを使って「真理」という曲を作った。
まず適当に弾きながら良い響きのコードを見つけた。
そして、あらかじめ書いてあった歌詞を当てはめながら、メロディを付けていった。
主旋律とサビができたので、全体の構成を整えて、一応の完成をみた。
当初はDキーで歌っていたんだが、ある人のアドバイスでキーを1音上げてみたら好感触だったので、それでいくことにした。
オープンチューニングのキーを上げるには、どうするか?
そう、カポタスト(Capo : 英語の発音はカポじゃなくてケイポーだ)を2フレットに付ければいいわけだが、ギターが1本しかないから、レギュラーチューニングからダドガドに変えて、さらにカポをはめてチューニングを整えねばならない。
ホセ・メンドゥーサである。
しかし世の中には便利なものがあるもので、なんとダドガド用のカポが存在する。

Planet Waves by D'Addario  : NS Artist DADGAD Capo PW-CP-14

これは5弦・4弦・3弦のみを押さえる構造になっている。
つまり2フレットにセットすると6弦・2弦・1弦はそのままで、5弦・4弦・3弦が1音上がることになる。
EBEABE(Esus4)になるんだ。
要するにダドガドに2カポをしたのと同じになる。
ただ、半音の位置関係で6弦・2弦・1弦の音配列が変化するから、フレーズが変更になる場合も生じるけどね。
「何を言うとるんか、よーわからん」とおっしゃるなかれ。

ダドガドの響きはエスニックなので、打楽器類との相性がいいように思う。
先日の演奏を載せておくので、聴いてみてください。


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