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子供の頃の姉妹でおやつを分けていた話

私は3人姉妹。

私が長女で、3歳下の妹と5歳下の妹がいる。

今は、みんな離れて住んでるけど、高校を卒業するまでは当然ながら、実家でみんなで一緒に暮らしていたよ。

小学生の頃、私が小学校から帰るとキッチンの机の上に「今日のおやつ」がいつも置いてあったの。

妹2人は私より早く家に帰ってくるから、3人分に分けた私のおやつだけが残ってたよ。

いつも小学校から帰っておやつを食べて友達と遊びに行ってたの。


そんなある日、私が小学校から帰ったら、一番下の妹がおやつを分けている所だった。

妹は私が帰ってきたことに気が付いてなくて、一生懸命におやつを分けていたんだよね。

その様子を見て私は「○○(←妹の名前)ちゃんは毎日、おやつを分けてくれて偉いな~」と心の中で思いながら見ていたんだよね。


そしたらね、妹がおやつを3人分じゃなくて、4人分に分けていてね。

私は「4人分ってどういうこと?」

「誰かにあげるの?」

と心の中で思いながら見ていたらね。


なんと!妹は4人分の1つを全部食べて、それから「はい、3人分に分けたから、私もおやつを食べよう。」と言って、おやつを又食べていたんだよね。


・・・

・・・

しばらく私はポカーンとして見ていたんだけどね。

そしたら妹が私に気が付いて

「お姉ちゃんお帰り。おやつ分けたよ。」って何事もなかったかのように言うんだよね。


「? ? ?」


で、私はよーく考えましたよ。

ええ。

私が見た光景がもしかして、まぼろしだったらいけないし、と思って。

で、妹に確認したよ。

「ねーねー、○○ちゃん、おやつって4つに分けて、1つを○○ちゃんが食べて、その後またもう1つを○○ちゃんが食べるの?」って聞いたら。

「やだー、お姉ちゃん見てたの?」

「そうよ。だって私はおやつを分ける係なんだから、係としての分け前ももらわないと損じゃん。」と妹に言われてしまったよ。

その後、妹と大喧嘩になったのかどうなのかは、想像にお任せします。

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