むくまない

今月から、立ち仕事をしている。私にとっては10年以上ぶりだ。当時、その仕事を始めたころは、ずっと立ちっぱなしという状況になかなか身体が慣れなれず、辛い思いをした。この歳になってあの時の苦しみをまた味わうのかと思うと、ちょと不安ではあったけれど、今日で5日目。案外なんとかやれている。

一番驚いたのは、足がむくまないということ。座り仕事をやっていた頃は、ずっと自分の席についてじっとしていたので、夕方には足がパンパンになっていた。一方、今の仕事は、疲労感こそあれ、むくんだという感覚はない。絶え間なく歩き回っているおかげで程よくふくらはぎの筋肉を使っているからだろうか。疲労感こそあれ、足に血液が溜まって苦しいあの感じはしない。

歩き回って疲れた分、ぐっすり眠れるし、意外にも翌日の疲労も残っていないのだ。だから「私、まだまだ若いじゃん」となんて、ちょっと調子に乗っている。少なくとも、夏のフェスに参加するための体力作りには大いに役立っているだろう。

10年前に比べれば衰えたものはたくさんある。しかしに何事も訓練の積み重ねだ。まだまだ、向上するものを信じて日々を過ごしたいと思う。