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ササクレ

またササクレの季節がやって来てしまった。

私の指先は、すぐに乾燥をする。気付いた時には爪の脇の皮が硬く分厚くなって、めくれ上がっている。さらに、めくれた皮を触ってしまう癖があるものだから、なかなか治らない。毎年のことなのだが、私はハンドクリームを塗る習慣になじめず、ササクレを予防することができないのだ。

私がササクレに気付くのは、いつも、それが完全なササクレになってからである。きっと、ササクレが完全なササクレになる過渡期のような状態も存在するはずなのだが、私がそれに気付いたことはない。

ササクレができていない人は、一体いつハンドクリームを塗っているのだろうか。やはり、水仕事をしたあととか、手を洗ったあとなのだろう。私も水を触ったあとはハンドクリームを塗らなければ、とは思っているはずなのだが、結局ササクレができているということから考えると、大抵は塗るのを忘れているようだ。つまり、私の場合、相当意識的に塗らなければササクレを防止できないということになる。

ササクレになる指は、きまって人差し指と親指だ。つまり、最低限、その左右計4本の指に注意していれば、ササクレができないことになる。手の全体にハンドクリームを塗るのが億劫なら、4本の指だけでも集中して塗ればいいわけだ。よし、良いことに気が付いたぞ。

しかし、早速さきほど、右手の人差し指のササクレを自らめくってしまった。とりあえず、この指を治すことから始めようと思う。

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