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徒歩の許容距離

最近は毎朝、20分間歩いている。先週から勤め始めた会社に行くには、家から少し離れた駅を使わなくてはならないからだ。

家からいちばん近い駅は、家から徒歩15分。しかしその駅を使う経路だと交通費が高くつくので、金額の安い徒歩20分の駅を使っている。とはいえ夜は人通りが少ないので、帰りだけ徒歩15分の駅の経路を使うこともある。

たった5分ではあるが、この差がなかなか大きい。電車の本数が少ないため、家を出る時間が少しでもずれれば駅での無駄な待ち時間が発生し、余計に時間がかかる。さらに、坂の数や道の曲がり具合が、20分を30分くらいに感じさせているのだ。

しかし、マイナスな点ばかりを挙げていても悲しくなるので、良い点も探してみたい。朝から20分も歩くとなれば、私にとってはなかなかの運動量だ。毎日健康的に、かつ強制的に運動が出来てしまうなんて、なんて幸せなんだろう。猫背になりがちな姿勢にも注意して、歩幅を大きくして歩けば、ウォーキングの効果も上がりそうだ。

そんな風に考えて今日は歩き出したのだけれど、駅に着くころにはそんなことなどすっかり忘れてしまっていた。まだ天気の悪い日には遭遇していないけれど、悪天候のときは雨に濡れながら、そして夏になれば炎天下で20分歩くことになる。身体よりも、まずは精神力を鍛えるところから始めなければいけないのかもしれない。

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