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ササクレを、ほっとけない冬。

冬になると、自分の手荒れへの無頓着さを痛感する。

ハンドクリームを塗るのがめんどくさいなぁ、なんて思っているうちに、あれよあれよと指先に小さなヒビが入っていくのだ。

指の側面が乾燥してカサカサになり、白い地割れのようなスジがいくつも入る。親指と人差し指の爪周りは特に悲惨で、皮がめくれたり、硬くなってパックリとクチを開けそうにさえなる。

そうやって、ササクレが出来た時、むやみにいじらず爪切りやハサミで処理すれば良いのだが、ついつい触ってしまうのだ。無理に引っ張るなんて言語道断で、そうやって痛い目に何度もあってきたのに、「今回はイケるかも」と、思ってしまう。

そして今日も私は、爪切りを使うのを怠り、「今回はイケるかも」と思ってしまった。
結果的に、今、人差し指の爪の付け根が、ものすごく痛い。

みんなは、こんなヘマはしないのだろうか。ダメだよなぁ、なんて思いながらも、ついついやってしまうことはないのだろうか。痛い思いをしない人は、「もういい大人なんだから」とか、「自己管理をしっかりしなきゃ」とかわざわざ思っているのだろうか。

いや、しかし、こういう「しょうもないこと」をしてしまうところに、人間の面白さがあるのではなかろうか……。

そう考えることで、今日のところは自己肯定をしておきたい。

※スマートフォンでこの文章を打つには人差し指が痛いので、出来るだけ親指を使って書きました。明日には少し、治っているといいな。

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