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夢の中で

不思議な夢を見た。長らくわだかまりがあった(というか私を嫌っていてそれを態度にあからさまに表していた)人が出てきた。私はその人に、なにごともなかったかのように接していた。自分で、えらいなと思ってる感覚があった。どうしてそんな風にできるんだろうと自分で思いながら接していた。つい最近もその関連で嫌なことがあったばかりだったので、ふだんの私だったら、むしろ嫌な夢になって出て来そうなくらいだったのに、どうしたんだろう。

もしかしたら、潜在意識ではもうゆるしているのかもしれない。実際は私を嫌っているのはあちらであって、許すとしたらあちらのすることなのかもしれないが、AHのゆるしだから私が自分だけで出来るゆるしだ。私は傷つけられた被害者ではなく、最初から私の本質は傷つけられてなんかいなかったのだ。

もう、そのことはどうでもよいと思った。人間だから誰かを嫌いになったり嫌われたりもする。だけどそのことに翻弄されて、自分の平穏な日々を脅かされなくてもいいんだと思った。

ここまできて、この心の穏やかさは、昨日行った写真展のおかげかなと思った。幡野広志さんの写真展にいった。本も買っていっきに読んだ。ガン患者でもある幡野さんに寄せられる相談にこたえる本。「なんで僕に聞くんだろう」幡野さんのいい人ぶることのない正直な言葉が心に残った。

こんな風な形で、あのことがゆるせるなんて思っていなかったなあ。いつか自分のタイミングでゆるせればいいと思っていたけど、唐突にその日はやってきた。いつからでも、自分のこころが決めた時からしあわせになれるんだと思った。

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