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フランス旅行記

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リヨンと南仏をまとめました。
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#旅行

フランス旅行記 リヨン篇

はじめにこれから2016年6月にフランスを訪れた旅行記をまとめていこうと思います。少しづつ書きたいときに続けていくという感じで、不定期更新。気まぐれではありながら、自分の視点から自分の言葉でこの旅行記を書いていきます。 リヨンという街リヨンはフランス南東部にある都市で、パリ、マルセイユと並ぶ大きな街。古代ローマ時代、フランスは「ガリア」という名前で、ローマの属州でしたが、その当時の首都でありルークヌドゥム (Lugdunum) という別名を持ちます。思うに日本でいうところの

フランス旅行記 リヨン篇 2

今は昔今はすっかり大昔となってしまったわけですが、わたしは20代のころ学生としてリヨンに住んでいました。留学していたわけです。フランソワ・ミッテラン大統領時代。世の中は東側と西側に分かれていたころ。EUができる前のころ。通貨はフランスフラン。1フランスフランはだいたい16円から20円くらいの幅で動いていました。18歳の男性に対する1年間の兵役義務があった時代。この制度はジャック・シラク大統領時代の1996年に廃止となりました。学割は26歳まで。これからの社会を担う若者や学生に

フランス旅行記 リヨン篇 3

リヨンに到着6月。夏至のころ、リヨンに到着。空港までラッシェルとジャン=マリーが迎えに来てくれました。おだやかな顔。再会を喜び、ジャン=マリーが運転をして車でリヨン市街に向かう途中、「まだ夕飯まで時間あるよ、まず、どこに行きたい?何を見てみたい?」とラッシェルが聞いたので、すかさず「まず学校。それから学食にいってみよう。」やっぱりね、それはわかってたよというふうに彼女は表情で答えました。6月のフランスは夜になってもまだ明るくて、夕飯はだいたい9時ごろ。空港に着いたのが6時ごろ

フランス旅行記 リヨン篇 4

ラファイエット通り学校、学食と訪ねて、次はやっぱり下宿先へ行ってみよう。20代リヨン滞在中に下宿していたのは、ラファイエット通りにあるマダム・ゴーティエのアパルトマンでした。この通りはローヌ河からパーテューを横切って走る大きな通りで新市街にあります。パーデューにあるギャラリー・ラファイエットの前を通る大きな通り。スーパーもあるし、バスのターミナル、駅にも近く便利なところ。 学校から入学の許可が下りた時、リヨンでの住居についてはなにも手掛かりがなく、未定のまま。入学許可といっ