タンパク質:Protein_血液検査について知る

Total serum protein:血清総タンパク質

これは、血清中のすべてのタンパク質の濃度を測定するものです。
タンパク質は恒常性、食事、運動によって常に体内で変化しています。しかし、基準よりも多かったり、少なかったりすることで身体のどこで異常が起きているか予想ができる指標です。

【Range】60-83 g/L


①Pre・albumin:プレアルブミン

・Indicate acute change in nutritional status(栄養状態の程度を判断できる)
→Useful for monitoring total parenteral nutrition(完全腸管外栄養のモニターに利用)

【豆知識】
Pre-とついているので「〜前部の、以前の」という意味でアルブミンの前駆体のように思うかもしれませんが、これは、電気泳動法という方法でタンパク質を分離観察した時に、血清アルブミンよりも速く移動、つまり少し陽極側に移動することからつけられた名前だそうです。

②Albumin:アルブミン

・Important for intravascular osmotic pressure(血管内浸透圧に重要)
→Contribute ~80% to serum colloid osmotic pressure(血清膠質浸透圧に約80%貢献している)
・Concentration changes affects total calcium(アルブミン濃度の変化はカルシウム量にも影響を与える)

③Globulin:グロブリン

・Active role in immunologic mechanisms(免疫学的メカニズムに寄与する)
→α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)に分かれる
γ-globulin separated ⇒ immunoglobulins 免疫グロブリンとなる

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