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人を伸ばす「ほめるコツと叱るコツ」

こんにちは「夫奴隷解放宣言!」の〈とも〉です。

ほめられると人は誰でもうれしくなりますが、人によって
「この人にほめられるとうれしいが、あの人がほめるとなぜかうれしくない」と感じたことはないですか?

同じように、叱られた時も
「この人に叱られると次は頑張ろうと思うのに、
 あの人に叱られると反発がおきてしまったり、やる気がそがれる」
と感じたことはないですか?

では、何が違うのでしょう?
元々のその人の好き嫌いもあると思いますが、
そもそもがなぜその人を好きと感じたり、苦手と感じるのでしょう?

人の意識には決められた階層があり、
どこにフォーカスしているかによって、
与える影響の大きさが違ってくるからです。

〈人の意識の階層〉
レベル1 環境

     どこにいるのか、誰といるのか、どんな道具を使っているのか

レベル2 行動
     なにをしたのか、どんなふるまいをしたのか

レベル3 能力
     なにができるのか、どんな可能性があるのか

レベル4 価値観
     なにを大切にしているのか、どんな生き様か

レベル5 セルフイメージ
     なにものなのか


もしあなたが上司から失敗を叱られるときに
「失敗したあなたが悪い」と言われるとそれはレベル5の
自分を否定されたと感じる痛みとなっています。
ですが、
「失敗したのは、ただあなたの行動が悪かった」と言われると
これはレベル2の行動が悪かったと叱られているので、
次は行動を改めようと痛みの度合いが違います。

ほめられる時はその逆で
「あなただからできた」とほめられると、とてもうれしいく感じます。
それはレベル5をほめてもらったからです。
「いい時計をしているからできたのだね」と言われても
全然うれしくはないですよね。これはレベル1をほめているからです。

受ける印象が良かったり、悪かったりするのは、
言い方によって、意識の違う部分に影響をおよぼしているからなのです。

こう言われたら、あなたはどんな感情になりますか?
・あなたの「置かれている環境」がすばらしいから or(がダメだから)
・あなたの「やったこと」がすばらしいから or(がダメだから)
・あなたの「能力」がすばらしいから or(がダメだから)
・あなたの「大切にしているもの」がすばらしいから or(がダメだから)
・あなたの「そのもの」がすばらしいから or(がダメだから)

自分が言われるとうれしいもの、嫌なものがわかってきましたか?
せっかくなので、自分が人をほめる時と叱る時に使ってください。
ほめるときはより深い意識に、叱るときはより浅い意識にするだけで、
あなたの印象もずいぶん変わってくるはずです。

特にお子さんや部下がいる方は
伝える場所を使い分けると、どんどん自信をつけてあげることができます。


~夫に頼らずに生きる力を手に 夫奴隷解放宣言
           30代女性のための自立支援アドバイザー~

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