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LINEで15問早解きセットを作ろう! 「LINEで15問早解き」プログラムを公開します

割引あり

こんにちは。三ツ浜ともきと申します。
LINE謎をプレイしに来た方は、今しばらく宣伝にお付き合いください。

前々からLINE botの機能を拡張したLINE謎を作ってきたのですが、今回はその知見を活かし、某一枚謎早解き大会の15問早解きをプレイヤーが疑似体験できるようなLINE botを構築できるシステムを公開します。実装がかなり大変だったので有料部分での公開とさせていただきます。もしご興味があれば購入していただいてぜひご自身の作品に活かしてみてください。

使用例

どのようなシステムか、ここでスペースを割いて語るよりも実際にプレイしてもらった方が早いと思います。以下のURLからまずはプレイしてみてください。

このbotは、有料部分の購入をする前にミスマッチを防ぐために必要な「システムの使用例」として公開しています。ですが、後述の通り、本来このbotはネット上での公開をすると落ちる可能性が高いものです。なので、落ちたらごめんなさい。もし始まる前の時点で動作が不安定に感じた場合は、別の日にプレイすることをお勧めします。
 このbotは、後述のように、「すでに終了した大会のアーカイブ」でもあります。ですが、大会自体はすでに終了していることもあって、1月7日以降、僕はこれらで使用した問題をSNS等で公開していく可能性があります。ですので、アーカイブとしての体験価値を保ったままプレイしたい方は、それまでにプレイされることをお勧めします
また、それ以降にこのbotを知った方にとっては、このbotの中にすでに知っている問題がある恐れがあり、「大会のアーカイブ」としては楽しめない恐れがあります。その場合は、このbotを「システムの使用例」と捉えてプレイしていただけると良いかと思います。

こんな人におすすめ

  • 自分も15問早解きセットをLINEで作って、小中規模の交流会で早解き大会を開きたい

  • 大会本番さながらの時間制限の緊張感の中で謎を解いてほしい

  • 各自都合の良い時間にプレイでき、それでいてランキングをつけることもできるようなシステムの競技謎解きを作りたい

  • プレイヤーの正答率や正答までにかかる時間のデータをとりたい

これまでにも15問セットをLINE bot上で配信するという試みはいくつか見られてきました。しかしそれらは問題の配信を行うのみで、時間を測ったり正答数を計測したりすることができませんでした。それゆえ、ランキングを作ることはできず、「競技」として確立はしませんでした。
それに対し以下で紹介するシステムは、問題の配信だけでなく、時間計測や正答数管理ができるため、簡単にランキングを作ることができ、競技化することができます

実際僕も9月ごろに「早押し謎解き交流会」における一イベントとして開催しました(上で紹介したbotはそれを全体公開用に少し手を加えたものです)。本来この形式はプレイヤー一人に対し正誤判定者一人必要で、かなり実施にコストのかかる形式なのですが、判定をbotに一任することによって、30人もの方にプレイしていただくことができました。下にランキングを載せておきます。


総合ランキング
問題別ランキング

実はこのランキングの中には、交流会内でプレイされた方もいれば、交流会後家に帰ってからプレイされた方もいますし、なんならデバッグのために交流会より前の日にプレイしていた方もいます。一斉スタートではないので、各々好きなタイミングでプレイし、それでいて平等な土俵で闘うことができます。大会のためにわざわざ予定を空けてリアタイする必要すらないというわけです。

また、2枚目のランキングから、総合成績だけでなく問題ごとにかかった時間を計測することもできるということがおわかりでしょうか。このランキングを見るだけでも、「4問目は他より少し難しかったんだな」ということがわかります。このようにここで得られたデータは謎の難易度感について考える上で重要な参考資料となりえます。この点は謎制作者にとっても大きなメリットとなりえます。なかなかこういう量的なフィードバックって得られないですからね。
この分析結果の詳細な報告は後日noteの別の記事でも公開しようと思います。

注意

※ 中にはこのシステムを使ってLINE謎としてネット上で公開したいという人もいると思います。ですが、このシステムを利用したLINE謎をネット上で公開する際は、システムがダウンする危険性に注意しなければなりません。というのも、Google App Scriptの制限上、ざっと見積もって1日あたり400人程度までしか参加できない計算になります。また、同時接続数が多くなると重くなって満足に遊べないことも起こりえます。その点には十分ご注意ください。
※ プレイヤーのプレイデータに起きたトラブルへの対応方法については、有料部分の「トラブル対応」の項にて記述しています。ですが、そこに書かれていないような不測のトラブルが発生することもあり得ます。その場合、三ツ浜ともき(@TomokiMitsuhama )までお知らせ願いたいです。原因究明に努めます。ですが、すべてを解決できるわけではないこともご理解ください。
※ このシステムは2023/11/03時点で動作することを確認しています。ですが、もちろんLINEやGoogleが仕様を変更することもありえますので、恒久的にこれで動作することは補償いたしかねます。
※ このbotは特に「15問早解き」に特化したシステムになっていて、他に応用するためにはコードの改造が必要となります。「いろいろなLINE謎に応用できる」という汎用性を目指して開発されたものとしてgawaさんの「LINE Nazo Maker」などがあるため、汎用性を求めるならばそちらもご検討されると良いかと思います。

勝手にSpecial Thanks

しゑひさん(LINE bot周りの記事を多分に活用させていただきました)
gawaさん(LINE Nazo Makerの実装はかなり参考になりました)
ベータテストにご協力いただいた皆様
ひっとさん(プログラム配付に当たって動作テストにご協力いただきました。↓でひっとさんの制作したバージョンもプレイすることができます)



導入方法

ではシステムの導入について説明していきましょう。

用意するもの

  • 一枚謎15枚
    (jpgまたはpng、1枚あたり1MB以内)
    画像はDropBox、XなどのSNS、ブログなどにアップロードし、ファイルのURLを取得しておいてください。DropBoxの場合は「https://www.dropbox.com/~~~.png?rlkey=~~~&dl=0」みたいなDropBoxリンク、その他サービスの場合は各画像を右クリックして「画像アドレスをコピー」から得られるURL(Xの場合は「https://pbs.twimg.com/media/~~~?format=png&name=large」みたいなやつ)が必要となります。

準備

まず、このシステムの導入のためには、LINEbotとGoogle App Scriptの連携ができることが前提要件となります。まずは以下の記事の最後までやってみてください。作ったbotをブロック→ブロック解除して、「友達追加ありがとう!」と出たらひとまず成功です。

https://shiwehi.com/column/seisaku/022.php

ここまでができたという前提でこれ以降は進みます。

これ以降、「『LINEで15問早解き』使用例」のネタバレも多く含みますので、これ以降を閲覧するより先に「『LINEで15問早解き』使用例」
を最後までプレイすることをお勧めします。
https://line.me/R/ti/p/@077doiav

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