見出し画像

青山繫晴「石原慎太郎が寿司を奢ってくれなかった!」見え隠れする似非保守の言動

 友達と元町を歩いていると、なんかいました。

青山繫晴議員のポスター

 この方が街頭演説をされていましたが、ご本人の姿が見えません。
 信者か動員かは知らない人に囲まれています。本人の周囲には人口密度が高いのですが、立ち止まって訊いている人は殆どいません。
 ちなみに、立憲民主党の相崎佐和子先生の場合は立ち止まって訊いてくださる方がいました。

姫路駅の日陰で立ち止まって相崎佐和子先生の演説を聞く皆さん

 さて、同行していた友達は親自民なので今回政治の話は控えてはいましたが、やはり必要最低限の情報は教えてあげないといけません。
 「青山繫晴さんは石原慎太郎先生のことを『寿司を奢ってくれなかった!』と言う理由で誹謗中傷した人ですよ」と教えてあげました。
 私はそれをテレビで直に聞いて、その時は青山繫晴さんは「石原慎太郎なんか支持するな!自民党の安倍さんを支持しろ!」と言うスタンスだったと記憶しますし、その後も一貫して安倍さんを支持して非自民の保守には冷たい人でした。
 しかし、それの出典がどこかに残っていないかな、と思うと、ありました。
 ご丁寧にも、当時のテレビ番組の一つを青山繫晴さんのファンが書き起こしししてくれています。(笑)

青山繁晴
「はい、これ何かというとですよ、時間がどんどん迫ってはいるんですが、さっき言った通り、僕はまだ若手の政治記者でした。そして共同通信の同期記者と一緒にですね、えー、東京の山王ビルっていう所の地下にあった、とても安いお寿司屋さん、安いっていうのは、あの、こういうあの、プラスチックみたいなメニューに、その、100円とかね、マグロ100円とかそう書いてある、あの、小僧寿司じゃないけど、安い寿司屋ですよ。ね。で、そこに入ったら、石原慎太郎さん、当時国会議員です。そして、まだ日テレの記者だったと思うけど、石原伸晃さんがいたんですよ、今、自民党の幹事長のね。そして石原伸晃さんと僕らは、あの、総理番の同期なんですよ、会社は違っても、中曽根総理の総理番だった。それで、ああ、あの、こんにちはって言って、よくこんな安い所に来るんだなと思って、奥で、僕はその同期と2人、寿司を食べ始めたら、もうずっと前からいた石原親子が、ああ、こっち来たらどうだと。で、ま、伸晃さんにしたら、その、慎太郎さんを紹介するって意味もあったんでしょう。で、そこに行って、けっこうわずかな時間、しばらく喋って、少し、あの、一緒にご飯食べたわけですよ」

山本浩之
「わずかな時間ってだいたいどのくらいですか、15分とか20分とかそんなのですか?」

青山繁晴
「えーっと、20分ぐらい、いや、20分弱ぐらいです。ね。で、あとで店の人に聞いたら、石原親子は、その前から1時間半ぐらいいたそうですよ。ね。それで、その石原親子は、特に慎太郎さんは、その、僕ら若手の記者とね、あの、若造と20分弱ぐらい喋ってもう、ああ、じゃあ頑張れよって出ていったわけです、伸晃さんと一緒に。それで、僕たちはもう一度仕事の話ですから、同期と仕事の話をして、さあ出ようと、出ようっていうのは夜回りって言って取材に出ようとして、さぁお勘定って見たらですよ、すっごい高いわけですよ」

一同
「ほう!」

(略)

青山繁晴
「これ何でこの話をするかというと、さあここが問題で、石原慎太郎さんの、その、生活感覚で、私たちの総理大臣、新党の代表になって大丈夫なのか。ふだん財布を持たない人が、ほんとに消費増税の問題が分かるのか。消費増税に賛成ですけど、慎太郎さんは。ね。

「アンカー」“政治の言葉”議事録問題とシロアリ論争&石原新党成立の鍵

 そもそも記者に対して政治家が寿司を奢る方が問題であると私は思っていますが、青山繫晴さんは「寿司代を記者に払わせるなど、ケシカラン!」と言う考えのようですね。
 なるほど、青山繫晴さんの大好きな安倍さんは朝日新聞の編集委員と寿司を食べに行くほど(笑)太っ腹ですもんね。

東京・西新橋のすし店「しまだ鮨」において、時事通信の田崎史郎解説委員、朝日新聞の曽我豪編集委員、毎日新聞の山田孝男特別編集委員、読売新聞の小田尚論説主幹、日本経済新聞の石川一郎常務、NHKの島田敏男解説委員、日本テレビの粕谷賢之解説委員長と食事

朝日新聞2014年12月17日「首相動静-十二月十六日」

 ところで先ほど引用した青山繫晴さんの消費税云々の話、確かに私もその点があるので当時日本維新の会ではなく(この頃の日本維新の会は石原慎太郎先生が代表で今の維新の会とは違った)日本未来の党(現立憲民主党・旧国民民主党の前身の一つ)を支持した経緯があります。
 が、ちょっとツッコみたいのですが、そこまで消費税増税に反対ならばなんで自民党から出馬したのでしょうか?
 しかも、青山繫晴さんは前回出馬した際、参議院議員は1期しかしないと言っていたはずなんですよね。

「1期しかやりません。選挙活動は公示後、7月9日まで行って、二度とやりません。最大で1期6年しかやらない。政治は本来、ボランティア。政治が職業になってしまっている。こういうことを直すためには、1期だけの政治家がいてもいいんじゃないか」

産経新聞「「1期しかやらない」「献金一切受け取らない」「拉致被害者高齢化、決心に」」

 青山繫晴さんが当選した後も自民党政権は増税を行いました。自分が1期しかやらないと言う約束も破っています。ここまで信用できない政治屋も珍しいものです。
 それでも青山繫晴さんを「保守だ!」と言う皆さん、これは青山繫晴さんが議員になる「前」の動画ですが、どう思われますか?


 これは彼が議員になる前の動画ですから、政治的な配慮は一切ない、青山繫晴さんの本音が語られている動画です。
 これらの動画でも明白なように、青山繫晴さんは正統憲法復原・改正に明白に反対している人です。だから元から対して保守では無いんですよ。
 消費税増税反対で人気を集めましたが、実際には安倍さんによる増税路線を止めなかったわけですし。自称保守の皆さん、目をお覚ましください。

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。 拙い記事ではありますが、宜しければサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートは「日本SRGM連盟」「日本アニマルライツ連盟」の運営や「生命尊重の社会実現」のための活動費とさせていただきます。