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小沢一郎先生の先見の明!今こそ国際空港の整備を

 北陸大震災の際、救助に行こうとした海上保安機が羽田空港で事故を起こし海上保安官らが殉職される事件がありました。
 羽田空港は国営空港ですから、海上保安庁も羽田空港もどちらも国土交通省の所管ですので、国土交通大臣の責任が重大であることは言うまでもありません。
 その上で、やはり私が気になるのは、羽田空港は元から飽和状態である、と言うことです。
 その原因の一つは横田空域であって、立憲民主党の前身の一つである自由党は横田空域返還の問題を国会でも何度か取り上げていましたし、東京都も石原慎太郎知事の頃は横田空域返還を訴えていました。
 また、その自由党が結党される以前から、小沢一郎先生は『日本改造計画』で国際空港整備の必要性を訴えられています。
 『日本改造計画』にある「地方の人はアメリカや欧州へ行くのに韓国のソウル空港を利用しているという奇妙が現象が起きている」と言う一節は、今の日本でも現に起きている話です。
 小沢一郎先生は4000メートルから5000メートルの滑走路の空港を全国の8大ブロックごとに作るべきであるという提案であったようですが、私はその空港を五畿八道+沖縄に一つずつ、合計10個ある状態にすることを提案したいです。
 小沢一郎先生の構想でも8個ですから大きな違いはありませんが、細かい違いを言うと、例えば同じ中国地方や中部地方でも山陰道と山陽道、北陸道と東海道とでは、それぞれ需要が全く違いますし、お互いの往来も難しいので、別に国際空港が必要ではないか、というのが私の考えです。
 ただ、『日本改造計画』の地図を見ると流石は小沢一郎先生、中国地方の空港は山陰道に、中部地方の空港は北陸道に作ることに、ちゃんとなっています。(笑)
 「まずは地方から整備を!」と言うことですね。この小沢一郎先生の優先順位には全く賛成です。
 なまじっか人口の集まっている都市に集中投資をするとストロー現象が加速するだけですから。
 『日本改造計画』のこの部分は御厨貴先生の影響もあったと推察します。新自由主義に染まった他の学者には無い発想ですから。
 もしも8~10個の国際空港が常にあれば、大規模災害の時も迅速な対応がしやすいのではないか、と考えます。
 返す返すも、小沢一郎先生が政権中枢から排除され続けてきたことが惜しまれます。


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