「女性スペースを守る共同声明」の記者会見に出席させていただきました
令和3年(西暦2021年、皇暦2681年)11月25日、なぁんと、この私が生まれてはじめて議員会館で記者会見に参列すると言う、自分でも驚く事態になりました。
講演会とか街頭演説とかそういうのは何度かしたことあるし、イベントでのあいさつとかなら経験あるけど、今回の記者会見は滝本太郎先生とか森奈津子先生とか言った、生まれてはじめて会う大物との同席です。しかも、私は夜行バスで来たので、大物と遭うような身だしなみではない状態。
で、そんな大物たちも参列するような記者会見の主催者が、女性スペースを守る会という団体です。今回の声明についても、女性スペースを守る会のnoteで紹介されています。
一部、ネット上では「日野が女性の味方の振りをしている!」みたいな頓珍漢な評価をしていますが、私は広義のセクシャルマイノリティであるSRGM(性・恋愛・ジェンダー少数者)の代表として出席しました。
記者会見でもハッキリと言わせていただいたはずですが、私はフェミニストではありません。
無論、それは私の定義するフェミニストの定義に私が当て嵌まらないと言う意味で普段は言っているのですが、今回の記者会見ではそれとは別の意味で言わせていただきました。
どういうことかと言うと、フェミニストの辞書的な意味、つまり「女性の権利を守る人=フェミニスト」であれば、男性がフェミニストを名乗るのは可笑しい、と言うことを記者会見でもハッキリと明言させていただいたと記憶しています。
記者会見では具体例を挙げはしませんでしたが、「日焼け止めを塗るために女子トイレを使いたい!」と言っているフェミニスト男性がマスコミでも好意的に取り上げられている今の状況を見ると、私のいいたいことを理解していただける方は多いと考えます。
私は、今回の構図を「女性の権利とトランスジェンダーの権利の衝突」と言うような次元では、語ってほしくないのです。
今起きていることは「トランスジェンダーを人権侵害正当化に利用しようとしている人達」VS「多くのトランスジェンダー当事者を含む人権尊重派」の対立です。
セクシャルマイノリティに対しては、身体性別による区分をなくそうとしている、或いは、軽視しようとしている、と言う批判があります。アセクシャル当事者の一人として、そのようなセクシャルマイノリティへの偏見を排するためにも、今回の記者会見に出席させていただきました。
多くのトランスジェンダー当事者が求めていない「極端な主張」を振りかざすTRA活動家に、多くのセクシャルマイノリティ当事者を含む人たちが、懸念を表明しているのです。
なお、性自認に関するマイノリティはトランスジェンダーだけでなく、LGBTには含まれていないXジェンダーも当事者です。
日本SRGM連盟では、トランスジェンダーとXジェンダーへの差別解消のために次のような声明も出しています。
本当の意味で、誰も犠牲にしない、差別のない社会を築いていきたいですね。
ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。 拙い記事ではありますが、宜しければサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートは「日本SRGM連盟」「日本アニマルライツ連盟」の運営や「生命尊重の社会実現」のための活動費とさせていただきます。