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依存症ビジネスとの向き合い方

 結論から言うと、依存症ビジネスというのは世の中にありふれていて、消費者としてそのサービスに依存しないためには自分の意思に頼るのではなく自分の周りの環境を変えていかなければならない。

 依存症というとタバコやギャンブルが思い浮かぶが、依存症の形は様々で薬物依存、アルコール依存、sns依存など広く存在する。一方で、依存症ビジネスが対象としている依存はもっと広範囲に及んでいる。例えばスナック菓子は、「食べたらまた食べたくなる」というタバコや薬物と比べたら月とすっぽんくらい差がある依存性を売りにしているが、このような低い依存性を利用したビジネスも依存症ビジネスと呼ぶことにすると、その種類は果てしなく広範囲になるのである。

 さらにいうと程度は様々だが、我々消費者が依存というものに触れる機会は、日常生活の中に数多く存在するとも言える。私たちがそれらに依存しないためにはどうするべきなのだろうか。

 私は人間の意思ではなく周りの環境を変えていくことが重要だと思っている。依存に伴う行動、つまり行動嗜好は自分の意思で改善することが極めて難しいと多くの研究が示している。だが、周りの環境によって改善できる可能性もあると他の多くの研究で明らかになっている。つまり、依存症ビジネスに依存しないためには身の周りの環境を変化させることが重要なのである。

依存症を巧みに利用した依存症ビジネスにのめり込まないために自分の環境から変えてみることをお勧めする。

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