【映画】「サッドヒルを掘り返せ」

「サッドヒルを掘り返せ(Sad Hill Unearthed)」(2017・スペイン、ギレルモ・デ・オリベイラ監督)。

クリント・イーストウッドら主演の「続・夕陽のガンマン」のロケ地をファンが掘り起こして復元するというドキュメンタリーだった。

「夕陽のガンマン」はガキの頃、TVのロードショーで観たと思うけど、なんで一作目じゃなく「続」なんだろう？

スペインの荒野にある“サッドヒル墓地”で、ファンの間では今や伝説となってるらしい映画のラストシーンに使われ、以降、49年間も草や土に埋もれたままになってた。ヨーロッパ中からファンが集まって復元作業に参加、当時の関係者の証言も交えながら、復元の模様を記録したフィルムだ。

日本でいえば…市川崑監督の石坂金田一の映画のロケ地を訪ねて歩くことかなぁ。違うか（笑）。

ファンにとって大好きな名作の遺物が残されてる場所は“聖地”になるんだよなぁ。映画のみならず、音楽やアートなどの文化が、いかに人生を変えるまでに影響を与えているのかを示したような内容でもある。

最後、復元したサッドヒル墓地で、ファンがコスプレなどをして、「続・夕陽のガンマン」の上映会をやって、お爺ちゃんとなったクリント・イーストウッドがファンに謝辞を述べる映像が出てくると拍手と大歓声が起こり、泣いて感動してるファンも多数。

映画の内容は全く忘れてるが、俺までウルッときちゃった。わかるわぁ、この映画バカの厨二病的気持ち。夢と現実の間でたくさんの影響を与えてくれる映画よ、万歳だ！コリャ、「続・夕陽のガンマン」観なきゃ！