【邦画】「シベリア超特急」

マイク・ミズノこと水野晴郎大先生が、監督・原作・脚本・プロデュースの他、主演も果たし、さらに主題歌の作詞もした、「シベ超」(byみうらじゅん)シリーズ第1作をYouTubeで見つけて観たよ。

昔、ビデオで観た時も絶句したが、いや〜、なんといっていいのかわからない、トンデモZ級以下の水野大先生の個人的な趣味の世界で、終始ニヤけるしかなかったね。

もしやワザと狙ってやってるのか。

邦画史上サイテー映画としてこき下ろすか、水野大先生の愛と平和、反戦のメッセージに感動できるか…。

「シベリア超特急」(1996年)。

先の大戦時、ロシアから満州国へ向かうシベリア鉄道の列車内で起こった殺人事件を、乗り合わせた水野大先生演じる帝国陸軍の山下奉文大将(マレーの虎)が解決するという話だ。

アガサ・クリスティ原作の「オリエント急行殺人事件」みたい。

解決するといっても、水野大先生は特に動くこともなく、部下や周りの人間が彼の指示で動いて解決に導くのだ。

低予算で、安直な、質の悪い作り(列車が揺らすことができないベニア板)は明らかで、水野大先生のセリフがモロ棒読み。それでいてシッカリとカメラ目線。かたせ梨乃ら他の俳優陣がかわいそうになってくる。

不自然な場面も多くて、水野大先生らしく所々に名作映画へのオマージュを入れてるらしいが、それも霞むくらいだ。

ラストはどんでん返しというよりも、シツコク劇中劇みたいな展開になって??でやっと終わる。

ただし、クドイほどの「戦争はいかん」という反戦メッセージと、「人間は人それぞれなんだ」という人間賛美、「やってる事と現実は別か…」という水野大先生ならではの虚無主義は、シッカリと感じ取ることができたゾ!

うーむ、これら独特のサイテー感は、やはりカルト映画となるのか…。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。