【邦画】「愛のむきだし」
「愛のむきだし」(2009年、園子温監督)。
罪を告白して、懺悔して、徹底的に個を捨てることで自分を確認して許される。そのうち、それが快感となって自分で罪を作るようになる。つまり、目覚めて洗脳される、カルトを賛美する。最後となったら狂ってメチャクチャにしちゃえ……を地で行くような映画と言えるかしらん。ゲンナリ。
コレも「人生で観ておくべき日本映画ベスト50」入りだけど、なぜ、園子温監督のこの映画を評価するのか、全くよくわからない。例え、彼の起こした事件がなかったとしてもだ。
観てると、演者(特に女優)を徹底的にイジメて、人格崩壊させて、役柄に合った人格を一から作り直すという方法を取っていたことが予想できる。
問題は、その割には、中身は薄っぺらで何もない。チープ過ぎて腹が立ってくる。ただ、コンセプトも表現する考えもなしに、過剰に過激に、異常に演出することで、中身のないことを覆い隠すような、ハプニングに期待するような、昔のATGみたく日本映画の悪いところだけが表れてしまったクソ・クズ映画だ、俺にとっては。
設定も流れもメチャクチャで、演者が痛々しい。かわいそうに思えてくる。
一応、早送りぢゃなく、全部観たけど、ダラダラと4時間あまり、そんなものを見せられても、ただただ苦痛なだけだ。
俺にはないわぁー。園子温監督って、全く才能も思考もない、ただウケ狙い(でも外してる)の映画監督なのね。←イイスギ
前衛アート好きのバカは評価するだろうけどさ。
園子温監督には、クリスチャンかカルト、もしくはコミュニケーションに対するトラウマでもあるんぢゃ。
ラストの曲は「ゆらゆら帝国」ぢゃないか。
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。