【洋画】「ひまわり」
1970年の、伊仏ソ米合作の名作ドラマ映画「ひまわり(I Girasoli )」(ヴィットリオ・デ・シーカ監督)。Amazonプライムにて。
ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ(ちょっとアラン・ドロンに似てる)演じる夫婦の話。
深く愛し合って結婚したものの、夫はロシアの極寒の戦場に赴くことになり、戦後、復員せずに、妻がロシアまで探しに出向くが、生きていた夫はそこでカワイイ妻も子供もいる新しい生活があって、妻も帰国、新しい生活をスタートさせるという悲哀の物語だ。
夫は極寒の地で、息も絶え絶えの状況で記憶喪失に陥ったところを、新しい妻となるシベリア娘に助けられたのだ。
ソフィア・ローレンは、ちっとキツい顔をしてるので、俺も違うところでカワイイ魅力的な子に会ったら、すぐに前の妻を忘れて、激しく恋をしちゃうだろうなぁ。
妻は、絶対に生きていると信じて、ロシアに渡り、夫を探すが、コレは妻が夫を深く愛していたというよりも、とにかく見切りを付けたかったのだと思う。愛していたという思い出を大切なものとし、次の新しい生活をスタートさせるために。
未練が残るが、お互いに、幸せに暮らしていた相手のことを慮って、駅のホームを舞台に、それぞれの新しい生活の場に帰っていく…ドラマだねぇ。
タイトルとなったひまわり畑(ひまわり畑の下にも無数の兵士の遺体が眠っているという)は圧巻だが、当時のソ連での撮影とか、困難なこともいっぱいあっただろうなぁ。もの悲しい主題曲はなぜか俺も知ってた。
ひまわりの花言葉は「私はあなただけを見つめる」。
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。