【古典洋画】「奥様は魔女」

フランス映画の巨匠、“詩的リアリズム”のルネ・クレール監督が撮っていたなんて。1942年の古典作品「奥様は魔女(I Married a Witch)」。Amazonプライムにて。この作品が、人気だったTVシリーズの原点だって。

アメリカのブルジョア貴族、ウーリー家が舞台。
17世紀から魔女の呪いで、何代にも渡り、間違った、口うるさい相手と結婚してしまう当主の男たち。
魔法使いを閉じ込めた大木に雷が落ちて、魔女のジェニファーと父親のダニエルは自由の身となる。
今のウーリー家の当主ウォレスは、州知事選に立候補して、支援者の娘である、これまた口うるさいエステルと婚約していた。
そこに、魔女ジェニファーが現れて、ウォレスに惚れ薬を飲ませようとするが、誤って自分で飲んでしまい、ウォレスに恋をしてしまう…。

小悪魔的なジェニファーが、拗ねたり、戯けたり、男を試したり、イタズラしたり、そして、甘えてカワイクなったり、彼女の魅力が眩しい大人のコメディだ。

ウォレスがちょっと老けたオッサンに見える。

最初、カミナリや炎が飛び回って、まるで特撮みたい。

こうしたクールでスマートなシャレたヨーロッパ的な演出は、さすが巨匠だね。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。