「日本の右傾化」

日本国は大嫌いじゃないけど、そんなに好きでもない。

国の根幹が今一ハッキリとしないし(それがいいとも言えるけど)、自浄作用より外からの影響で左右されやすいし、個は力を持つものの発揮しにくく、集団力と秩序と正義が重んじられるし。それに老人大国だし。

こんなことを公に言うと、「反日め!日本を出て行け!」と頭の悪〜いネトウヨなんかに攻撃されるけど、「なぜお前に言われなきゃならない!大きなお世話だ!」ってなもので、出自は自分で選べないし、日本にいて日本が嫌いでも、そんなの個人の勝手だし、嫌いな人がいっぱいいた方が、実は良くなるものだ。

政治政策的なものはよくわからないけど、「アベちゃんはやってくれる」とか叫んで、イタくて笑いたくなるようなバカ連中が軒並みポチアベを支持してるので、まずこんな政権が良い訳がない。

俺の周りでも、FBフレンド他、ポチアベ支持のネトウヨみたいになっちゃった者は数人いる。皆さん、一様にイタい。こういうイタい人たちを陥れるのに快感を感じるから、俺もレイシストの素質ありだ(笑)。

そして、市民同士がギスギスしてると思う。ネットを中心に、小ちゃなことにやたらと正義を振りかざす連中が多い。今だに詐欺や煽り運転から、集団いじめ、しつこい迫害、差別、クソマスゴミの横暴、権力を持った者のコドモじみた所業も多いし。

北朝鮮の体制を批判するけど、市民の間から、だんだんと緩やかな北朝鮮にしてるかもしれない。退屈な日常も続いてる。先日の天皇退位も、相変わらずメディアは賛美を続けるけど、国民の多くの本音はどうでもいい、白けたものではないか?

全国に被災者が残ってるし、頻繁に大地は揺れるし、国民は奴隷体質で怒らないし、選挙をやっても大きく変わることはない。

約5年という短い期間だけどフィリピンの地方都市に住んでみて、確かにメッチャ治安は悪くて、昼間でも外国人だとビクビクするくらい用心して歩いていたけど、犯罪的なものも含めて政治の手が及ばない自由があった。未来をあまり考えることのない刹那・享楽的な生き方だけど、動物の根源である“生きている”という実感があった。何よりもピーナの小悪魔的な魅力にやられた。

住んでると不満タラタラだったけど、根っからのチャランポランだった俺には合ってたのかもしれない。可能であれば日本を飛び出したいという思いは今も変わらない。

クォーターチャイニーズでも、やっぱり俺は日本人だ。
小説などの日本語の文による表現方法、味わいは世界一だと思うし、文学だけでなく映画やコミック、アニメ、音楽等も、中には世界に誇れるような優れた作品も多い。

和食と、外国のものを独自にした料理もサイコーだ。表現の材料となる四季がある風土も素晴らしい。

そんなわけで、この本は読んでて胸クソ悪くなった。ホントの愛国者って、愛国なんてことを公には言わないよね。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。