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「手作り推しぬい」を作った時の話

今日は、「手作り推しぬい」なるものを作った時の話をしようかと思います。

その時の私は、酷く荒んでいました。

何があったかと言うと、推し漫画「ぬらりひょんの孫」のPUSが開催された時、3,000円以上商品を購入すると1回分回すことのできる、ガラガラ抽選機の商品で、とても欲しいもの(最推し「雪女つららのアクリルボード!」)があったんです。

でも、30万円くらい積んだのに、ゲットできなかったんです。

悔しくて、新宿会場だけでなく、兵庫会場にも行って、ガラガラを回しました。
でも、ぜんぜん当たらなくて。

悔しくて悲しくて、当たった人が妬ましくて、明日がこなければいいと思っていました。

そんな時、X(旧Twitter)で、タイムラインに手作りぬいぐるみの型紙に関するツイートが流れてきました。

「へぇ、ぬいって自分で作れるんだ…」

夢も希望も奪われた私は、フラストレーションを向ける相手を募集中といった状態だったので、その相手を「ぬい」にすることにしました。

早速ネットでぬい作りの本を探して、こちらをゲット。

初心者のくせに、7体つくることに決めました。

何を作るか?

そんなの決まってます。
推し」です。

①「ぬらりひょんの孫」の奴良リクオ(夜)
②「ぬらりひょんの孫」の奴良リクオ(昼)
③「ぬらりひょんの孫」のつらら
④⑤「岩元先輩ノ推薦」の岩元胡堂
⑥⑦「岩元先輩ノ推薦」の青沼静馬

の計7体。

なぜ、一部重複してるのかと言えば、それはとある方へクリスマスのプレゼントに贈りたかったからです。

ともあれ、布を選んで買いまくり、本をコピーして型紙の通り切り抜いて、顔のデザインを描いたり…。
そこまではよかったんです。

いざ布を切るとなったら、生まれ持った不器用さが前面に押し出てきて、作業の邪魔をしまくりました。

引いた線のとおりに切れなかったり、縫い合わせようとしたら布が逆向きだったり。
刺繍糸はぶつぶつ切れるし、慣れないせいで仕上がりもガタガタ。

何度縫った糸を解いてやり直したことか分かりません。

だから、綿を詰め込む段階まで来ると、もう感動もひとしおでした。
思わずぎゅうぎゅうに詰め込んでしまい、ほわほわになるはずが、カチカチになってしまったのはご愛敬ですが、なんとか完成しました。

こちらがそのぬいたちです。

左:リクオ(夜)、中:つらら、右:リクオ(昼)
左:岩元胡堂、右:青沼静馬

なにせ初めてのぬいづくりなので、不格好でものすごく恥ずかしいのですが、完成した瞬間、こころが晴れました。

(軍帽が上手くできたのだけが救いです!)

ぬいを一気に7体作るなんて、狂気の沙汰です。
もう二度とできません。

でも、あの時はそれだけ感情が高ぶっていたのです。

何でも病気に結び付けるのもどうかと思いますが、持病が持病なので、他の人より躁状態になりやすいんです。

心穏やかに暮らせるのが一番なのですが、好きな漫画で嬉しいこと、悲しいことがあったら、心はどうしたって動きます。

それでも、お送りしたクリスマスプレゼントは無事に届いたとのことですし、きっと、2体のぬいは、今でも仕事場で私の大尊敬する先生の作業をじっと見守ってくれていると思います。
(羨ましいぞ!!)

苦労した分、自分で作ったぬいは可愛いですが、前回のPUSで、リクオ様つららのぬいが発売され、ようやく公式ぬいを手に入れた私は嬉しさのあまり小躍りしました。

いつか、岩元先輩シズマくんのぬいも公式から発売されますように…!




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