ポケモンGOのPVPの話

どうもtomokaです。

最近は実機での対戦のモチベもなくなり、ゼノンザードもサ終し、(天鳳でタコ負けして麻雀を引退して)、代わりにと何となく復帰したポケモンGOに謎にのめりこんでいました。レジェンド達成は嬉しいですがめちゃくちゃ後悔もしています。

今回はそのポケモンGOのPVPがどういうゲームであったかという話を主にしていきたいと思います。

大分愚痴っぽいので以下苦手な人はブラウザバック推奨。

1.厳選のヤバさ

ポケモンGOのPVPを語る上で外せないのがこの話。

ポケモンGOでは攻撃防御HPの3つの能力について0-15の16段階の個体値が設定されていて、適当に野生ポケモンを捕まえると当然4096通りのランダムな個体値のポケモンが得られます。

ポケモンGOの厳選は基本的に何匹も野生ポケモンを捕まえてこの抽選を繰り返すことでしかできません。

実機でいつもやってる孵化厳選も固定厳選もありません。

実機の方では孵化厳選が便利で楽になったり、レベル100まで上げるハードルも下がったことで王冠を使えば孵化厳選すら必要なくなったりとか諸々進化しているのに、ポケモンGOの厳選は昔からずっとこのままらしいです、びっくりですよね。

4096通りの個体値のうち、その上位60分の1くらいを目安に厳選している人が多い印象ですが、それはすなわち平均してバトルで使うポケモンは60匹くらいは捕まえて厳選する必要があることを示します。

当然1日ではなかなか終わりませんし、イベントや期間の都合もあって、使いたいとなったときに使うためには、その前にそれが出ている期間で厳選を終えておく必要があります。ポケ徹眺めてて「こいつよさそう」と思って育成して試すみたいなことやったことある人も多いと思うんですが、ポケモンGOではそれは完全に不可能です。

つまるところ少しでも強そうと思ったら後悔しないためにそのときに厳選を終えておかないといけません。そして時期が悪く入手機会がなかったポケモンはいくら使いたくても使うことができません。トロピウスもクレセリアもデオキシスもほんま許さんぞナイアン。

また、たとえ出現する期間でも、天候ブーストという機能のせいで厳選がままならない(CP制限のある対戦では基本攻撃が0の個体がよいが天候ブーストがあるとすべての個体値が強制的に4以上になる)タイミングもあったり、CP上限という概念があったり、出現率がそもそもかなり低かったりとどうしようもない要素がてんこ盛りです。

厳選はし得です。一部例外を除いては明確にとにかく厳選個体が有利になります。

しかし厳選はまあまあ苦痛です。どうにもしようがありません。ゴミです。GOプラつけてればまだ楽になるとかいう話もありますがオリジナルは販売終了してます。なんでやねん。モンボプラスは高いうえに目立つねん。アマゾンで売ってるバッタモンとプレミア価格ついてる中古品さっさと取り締まって新しいGOプラ出してくれよ…俺バッタモン買いたくねえよ…

閑話休題。

厳選が終わると、次は当然育成の段階に移ります。

2.育成もヤバい

ポケモンGOでの育成(進化とレベル上げと技の開放)には「飴」と「砂」と「XL飴」が必要になります。

①飴

「飴」はポケモンごとに固有で、捕まえた際に3個、パイルのみというアイテムを使ったときに追加で3個、博士にポケモンを送った際に1個手に入ります。基本的に野生ポケモン1匹から得られるそのポケモンの飴は4個、パイルを使って7個といった感じですね。

飴は育成全てに関わってきて、多めにかかるポケモンの場合進化に125個、レベル上げに100~200個、開放に75個かかるため、ポケモンを育成する際には最大300~400個ほどの飴が必要になります(少ないときは100個もかからないで済みます)が、これはつまりパイルを使えば捕まえるのは60匹ほどで充分であって、飴については厳選をやっていれば勝手にそれくらい集まるということなのでそんなに気になりません。

厳選がせっかく早く済んだ時に飴が足りないときがあってイラっとするくらいです。

②砂

というわけで飴はまあギリいいんです。まず問題があるのは「砂」。

星の砂、通称「砂」は進化には不必要ですが、レベル上げと技の開放にめちゃくちゃたくさんかかります。

砂の入手方法はいろいろありますが、最も身近なのはポケモンの捕獲で、一匹捕まえるごとに基本的に100手に入ります。

そしてそれに対してレベル上げには0.5レベル上げるのに低レベルな段階でも3000くらいとられます。技開放は普通のポケモンでも50000くらい持っていきます。

…………？？？？？？？

3000÷100=30。　50000÷100=500。

おいってなるじゃないですか。そうなんですよね、どう考えてもレートがバカげてる。

「目安として500匹ポケモン捕まえるくらいの量」ってなんだよってなりません？それも一匹のポケモンの技2つ目を覚えさせるだけですよそれ。

実機だとこれ試したいって言って育成するのってモチベさえあれば割とすぐできるじゃないですか、ポケモンGOだと一匹育成するのにびっくりするくらいの時間と手間をかけさせられるんですよね、モチベ関係なく時間的にゼロからだと1日では絶対に終わらないんですよ。

これでPVP人口を増やしたいみたいな気持ちが本当にあるとしたら舐めてんのかとしか言いようがありません。

マジで砂のレートについてはどうにかしてくれ。ほんとに頼む。

③XL飴

そして最後の諸悪の根源「XL飴」。

これはマジで最悪で、なんでこんなシステムにしちゃったんだって思うくらいゴミです。

ポケモンGOでは最近レベル上限の解禁がやってきて、ポケモンを今までの上限である40レベルより高い、最大50レベルまで育てられるようになりました。

XL飴はそのレベル40より高く育てる際に必要になるもので、働きは通常の飴と同じ感じです。

XL飴を入手する手段はめちゃくちゃ限られていて、ポケモンを捕まえるか送るか孵化するの2択です。孵化はそんなに現実的じゃない(特定のポケモンを狙うには非効率的でかつリアルで歩く限界がある/もちろん例外はある)のでまあ基本はたくさん捕まえてそれを博士に送って集めることになります。

ここまではまあ通常の飴とそんなに変わらないのですが、入手確率という問題がここで出てきます。

XL飴はポケモンを捕まえた際に確定では手に入らず、捕まえたポケモンがレベル15未満で約3%、レベル25で50％弱、レベル30(天候ブーストのない野生での最大レベル)で60%ほどの確率で1つ手に入ります。ちなみにポケモンがどんなレベル出てくるかは基本的にランダムで、同じポケモンを1日でたくさん捕まえる方法はかなり限られています。

送る際も当然確定ではなく確率で1つ出るという感じです。

そしてそんな中で必要となるXL飴の個数は、

最大296個。

つまり、捕まえて博士に送る場合のXL飴の期待値を一匹当たり0.5個だとすると、同じポケモンを600匹程度捕まえる必要があるわけです。

私はデンチュラの強化を最大までしましたが、その時には上野公園(バチュルが大量に湧くスポットになっていた、そういう場所でもないとXL飴集めはできない)に3日通いました。

マジであり得ん。信じられん。

最近では進化ポケモンを捕まえたりしたときにレベル関係なく確定で1個手に入るようになったり、また交換時にも手に入れられるようになったりと多少改善しましたが、それでも入手難易度の高さは大して変わらず、一部のプレイヤーだけが使えているポケモンが現状何種類か存在する(大量に湧くスポットなどが存在せず無限の努力によってのみXL飴を稼げる&バトルで強いというポジションのポケモンがいる)という形になっています。

上位レート帯の傾向として、そのような入手難易度が異常なポケモン群を使用することによってアドバンテージが得られているという分析もあり、個人の努力のたまものではあるものの、結果としてプレイヤー間での格差が発生しているという印象はぬぐえなくなっています。

人の努力を台無しにしたいとは思わんけどそもそもその異常な努力が必要となっている現状の方がおかしいので早めにどうにかしてくれナイアン。

3.バトルの仕組みも当然ヤバい？

PVPと言いながら前準備の話ばかりでしたが、ここからバトルの話もしていきます。

バトルは見せあいなし33のシングルバトルで、交代に制限ありというルールです。

まずお互いの手持ちは必ず3体で、初手は必ず対戦前に決めたものに固定されます。マッチングしてお互いのポケモンが出たら対戦開始です。パーティの見せあいがないので相手の裏のポケモンはお互いわからない状態で進んでいき、また交代に制限があるため初手の出し負けが試合の結果に多大に影響を与えます。

見せあいなく始まるなんて運ゲーじゃないかって思う皆さん、その通りです。まぎれもなく運ゲーではあります。まあシングル33の場合見せあいがあったとしてもよほど刺さってるポケモンでもいない限り多分運ゲーなんですけども。

このゲームにはパーティ負けという概念がどうしてもついて回り、マッチングした時点でよほど相手がプレミをしない限り勝ち負けが決定されているような試合がそれなりにたくさんあります。

ｴ……つまり、マッチング運が死ぬほど悪かったら、一生レート上がらないってｺﾄ……？

そうです。そうなったらこの世の終わり。多分どんな人でも終わり。

まあ実際のところマッチング運はたくさん潜れば必ず収束するのでそれを願って潜り続けることしかできません。

マッチング運が収束したと思われるタイミングで満足にレートが上がっていることが重要なのでちょっとした下振れは下振れとして切り捨てていくのが大事であって、そういう全体的に見て勝率が50%+αを目指せるパーティを環境を読んで組むのがこのゲームの攻略法というわけですね。

負けが込んだ際に下振れなのかパーティが悪いのかどうかわからないような初心者は強いパーティをパクってそれだけ使い続けるのが一番いいと思います。パーティが強いのであればあらゆる負けが込むタイミングは下振れだと信じられるからです。私は少なくともそうやっていました。

強いパーティで負けてる時はプレイングが悪いんじゃないかって話にもなると思うんですけど、プレイングの優先度ってタイプ相性とゲージ技の仕組みくらいの最低限のことさえ分かってれば多分そんなに高くないというのが実際のところなんじゃないかなあと思います、少なくともレジェンドを目指すだけならば。私の運がよかっただけかもしれないんで何とも言えないですけど。

バトルの仕組み自体は出し負けからまくるのが厳しくマッチング運ゲーであるのは確かではあるものの、収束した際に勝ちきれる強いパーティは必ず存在して、その強いパーティを組むのが実力の出るところという認識なので、このバトルの仕組みはいいとは言えないけど1，2の要素に比べたらはるかにマシのような気がします。1，2は暇人であることが最重要であるのに対して3はちゃんと頭を使うゲームっぽくなってるからです。

バトルの仕組みは意外とヤバくないです。実力の出るところとその出方が独特なだけで。

ちなみに今回私は前述の通り初心者らしく強いパーティを丸パクリしてそれで後半は一生潜っていたので実力の出る部分はほぼ皆無でした。なんかこれもどうなの？って感じですけど。

相性がトントンと思われるパーティと闘うのは楽しくて、そういう時にプレイング面での実力と言えるものが出ていたらいいなあとも思うんですけど、相性がトントンのパーティに勝つときって大体は択勝ち(ブラフを通すなど)なりヤンキー交代受け(相手が最速打ちすると祈るなど)が成功したときであって、相手依存の運ゲーに身をゆだねているだけな感じがあって(しかも成功率が高いというわけでもない)、どうにも実力が出てる感じがしなかったんですよね。私がプレイングの優先度が低いって言ってるのもそういう部分があるかもしれません。

4.使ったパーティの話

最後に使用パーティについて。

3での話と被りますが、個人的には、初心者の間はGBLは強い人の作った強いパーティを回し方ごとパクってそれを信じて擦り続けるゲームと思った方がいいと思います。
パーティを作る方法をyoutuberなんかがよく紹介してますがとりあえず初心者が自分でパーティを考えるのがその時点でよくありません、なぜなら強い先駆者が作ったパーティのクオリティを簡単に越えられるわけがないからです。

どんなゲームでもとりあえず強い構成をパクるというのが第一歩というのはよく言われる話ですが、GBLはその傾向が他より強いと思います。

構想をパクるとかではなく、とにかく丸パクリするべきです。自分色を出すのはレジェンドに行ってからでいいです。代用不可能なポケモンも多く、技構成の選択肢も少ないこのゲームでパクるという段階で少しでもいじるということもあり得ません。

そして強いパーティはどこにあるのかって話については、YoutubeやTwitterで高レートで売ってる人とかを検索するのがまず早いと思います。

特にここぺりさん、みをつくしさん、たいせいさんなどがやってる「(○○さんの)強いパーティを紹介」みたいな動画は間違いなく”強い”パーティであることが多いのでその中で自分で組めそうなものを探すのがいいでしょう。

ただ、最近は環境がXLポケモンの影響で変化が大きいため、パーティを探す際はXLポケモンが環境で見られるようになってから作られたものだけに絞った方がいいと思います。さすがにマッチングの収束先が違うところで強かったパーティは今ではあんまり強くないということが多いです。

今回私がレジェンドに行くまでベテラン帯から使ってたパーティは南無三(@7tKOstYB3a6G3EA)さんのパーティで、みをつくし(@miwotsukushiPvP)さんの動画↓で紹介されていたデンチュラ+ギャラドス+ピクシーです。

ピクシーの枠がトゲキッスになっているものを最初に見て、実際にレートも上げられていたのでこれは確実に「強いパーティ」であると思い、ハイパー期間はこれを使うことにきめました。

デンチュラはもともとハイパーリーグで強いのは知っていたので作っていて、ピクシーは55位の個体がいたのでXL飴を180個ほど歩いて集めて(XL飴はそのポケモンを相棒にして歩くことで一定距離につき75%程度の確率で1つ入手できる、ピクシーの場合は500ｍなので稼ぎやすい)完成させました。

あとは3で述べた通り一生これを信じてこのパーティだけで潜り続けて最後は上振れで3000に引っ掛かる形でレジェンド達成となりました。

立ち回りとかはみをつくしさんの動画を見てください。

次シーズンは脱初心者ということでオリジナルの構築で行けるといいですね(あまり行ける気がしないけど)。

南無三さん、みをつくしさん、本当にありがとうございました。

ナイアンは許しません。

5.最後に

これは自慢です。

最後までお読みいただきありがとうございました。