AIに「人との距離感」を意識させたら、マーケティングの未来を感じざるを得なかった話
はじめに
コミュニケーションは、私たちと人とのつながりを築く上で非常に重要ですよね。
この記事では、会話AIに「人との距離感」を意識させてみたところ、マーケティングにおける革命的な可能性を感じたのでご紹介します。具体的な事例を通じて、その魅力を掘り下げていきたいと思います!
※本記事は、会話型AI構築プラットフォームmiiboを開発する株式会社miiboの提供です。
距離感の重要性
距離感は、人間関係において極めて重要です。初対面の人が過剰に親しい態度をとると、不快感を覚えることがありますし、逆に友達が冷たい態度をとると、寂しさを感じることもあるのではないでしょうか。
同じように、AIとの対話でも適切な距離感を保つことが不可欠です。
信頼度の自動評価
では、AIがユーザーからの信頼度を自動評価し、コミュニケーションの距離感を調整する方法を、弊社サービスmiiboを用いて見ていきます。
miiboは、プログラミングの知識が不要で、誰でも最短5分で会話AIを作れるサービスです。
今回は、「ぐち聞きAI」という、愚痴を聞いてくれる友達のようなAIを作成しました。
このAIには、ユーザーからの信頼度を自動評価し、ユーザーの情報として保存するよう指示しました。
また、後で使うため愚痴内容も要約して保存してもらいます。
実際に試してみましょう。
まずは、「ぐち聞きAI」と初めての会話をしてみました。
良い感じに他人感が出てますね・・!
保存されたユーザー情報を見ると、信頼度は1と評価されています。
次に、信頼度を5に上げて似たような会話を行います。
すると、内容は似ていますが、友達のようなトーンで話してくれていることが分かります!
信頼度が上がる条件について尋ねると、会話の回数と内容が評価の要因となることが分かりました。
miiboは過去の会話内容を情報として保持しているため、評価を正しく行うことができます。また前回の評価も引き継ぐため、ユーザーに一貫した友達感覚の提供が可能になります。
マーケティングの新しい可能性
この「距離感の最適化」は、マーケティングにも新たな可能性をもたらします。
具体的には、適切な距離感で会話することでユーザーの信頼感を高め、高まったユーザーにのみサービスを紹介出来るようになります。
さらに会話AIの特徴を活かすと、過去の会話内容を踏まえたサービス提案を、最適なタイミングでしてもらう、なんてことも出来てしまうんです。
どういうことか、試しに「ぐち聞きAI」にmiiboを紹介してもらいましょう。
AIの会話をコントロールするため、次のように会話の流れ(シナリオ)を設定しました。
前回の会話内容を考慮して呼びかける(初回の場合は挨拶)
適切な距離感で会話を進めながら、信頼度を高める
信頼度が4以上になったらmiiboを紹介し、興味度を探る
miiboへの興味度が高ければ、申し込みリンクを送る
またサービス紹介時のプロンプトには、最適なタイミングを見極め、ユーザーの不満を考慮してmiiboを紹介するように追加指示を与えています。
実際にこれらがどのように動作したかご覧ください!
見事にタイミングを見計らって、ユーザーの不満を踏まえた紹介をしてくれていますね!
さらに、miiboに高い関心を示したところ、申込リンクも表示してくれました。
このアプローチにより、ユーザーには「信頼する相手から、必要な情報が適切なタイミングで提供された」体験を提供できます。
これは未来のマーケティングの新しい形になり得るのではないでしょうか。
営業活動はもちろん、離脱防止やインタビュー調査など、さまざまな目的に適用できる可能性もありそうです。
規制と課題
ただし、この方法には課題も存在します。
例えば、AIを純粋に利用しているユーザーにとって、営業目的であることが明らかになるとがっかりしますよね。また、提案される商品はAIの設定者に依存するため、偏った情報が提供される可能性があります。
そのため、目的がある場合はPR表記や提供者の明記が必要でしょう。以前のステマ問題から学び、ユーザーの立場を尊重し、規制も適宜検討することが重要です。
しかし、これらの課題を克服すれば、今後のマーケティングの可能性は大きく広がるのではないでしょうか。
終わりに
会話AIの「適切な距離感」をぜひ体験してみてください!ユーザーとの関係構築に新しい可能性をもたらすはずです。
miiboを利用すれば、この記事で紹介した内容すべてプログラミングの知識がなくても誰でも実現できます。
AIはビジネスに革命をもたらし、未来のマーケティング戦略を塗り替える力を持っています。会話AIの可能性を広げ、新しいコミュニケーションの未来を切り開いてみてください。
あなたのアイデアが、新しいコミュニケーションの未来を築く一助となるかもしれません!
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最後までお読みいただきありがとうございました!
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