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『シネマハウスへようこそ』サブタイトル解題〜第7章〜

第七章では、『ビフォア・サンライズ~恋人までの距離(ディスタンス)~』をサブタイトルに取り上げました。
1995年の日本公開当時は、『恋人までの距離(ディスタンス)』というタイトルでしたが、後年に続編が制作された際に、『ビフォア・シリーズ』として、邦題もあらためられたという経緯があります。

一作目の『ビフォア・サンライズ』に続いて
『ビフォア・サンセット』『ビフォア・ミッドナイト』と、9年ごとに作られた作品の中で、登場人物たちも9年ずつ年齢を重ねているという仕掛けもリアルで面白いです。

秀明に熱く語らせた様に、ビフォア・シリーズは、作者の最も気に入っている恋愛映画の一つで、主人公たちが、自分の気に入っている作品を語り合いまくる内容や、その中にヒトの生き方に関する考え方を込めているのは、このシリーズから多大な影響を受けているからです。

また、『シネマハウスへようこそ』も、ビフォア・シリーズにならって、高校生編が終了したあとの20代編や中年期の30代~40代編も描きたい、という壮大な構想があるのですが、実現できるでしょうか(^_^;)?

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