『シネマハウスへようこそ』サブタイトル解題~第1章~
第一章(事実上の第2話)のサブタイトルには、『パンクロックのゴッド・ファーザー』ことイギー・ポップ先生のカバー曲として知られる『リアル・ワイルド・チャイルド』を使用しました。
(オリジナル曲は、1958年にオーストラリアのジョニー・オキーフというアーティストが発表しています)
坂野昭聞が、有間秀明に声を掛けるキッカケは、同じラジオ番組のリスナーであった、という理由ですが、その番組の一つ『誠のサイキック青年団』のオープニング曲でもありました。
小説内では、高校生活のスタートということで、重要なパートでもあるため、作者が90年代を通じて、最も数多く耳にしたこの曲を選んでいます。
(作者にとっては、2番打者にホークスの柳田選手を起用するくらいの覚悟でした(笑))
高校入学のエピソードであるにも関わらず、
Well I'm just outa school
(学校なんて、やめてやったぜ)
という歌詞で始まるこの曲を選択したのは、ストーリー全体を考えてると、結果的には正解だったと思うのですが・・・。
最初に想定していた坂野昭聞のテーマ曲というより、吉野亜莉寿に相応しいテーマ曲になってしまったというのは、彼女の性格の厄介さを象徴しているかも知れません(^_^;)
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