松尾大社展での新出史料
京都文化博物館で開催されている「松尾大社展」ですが、9割の展示品が初公開としています。
厳密にいうと、松尾大社の史資料は1800点ほど目録整備され『松尾大社史料集』で活字化されていますが、それらの原本が公開されることはありませんでした。
そうした史資料の原本が初公開となります。
目録整備され『松尾大社史料集』で活字化しているもののほか、今回の展示に向けての調査で、見つかった史資料も多くあります。それはいわば「新出」史資料になりますので、列挙しておくと次の通りになります。(番号は出展番号になります)
「流行銘酒録」(15号)
「酒銘屏風」(17号)
「狂言面 福の神」(18号)
「亀牛玉宝印版木」(20号)
「刀(但し、折れ刃)」(23号)
「松尾社祭儀日次記」(24号)
「御朱印箱」(40号)
「後陽成天皇綸旨写」(44号)
「伯家御教書」(71号)
「光厳上皇院宣」(73号)
「松尾神主系図」(79号)
「神号「松尾大宮大明神」鏡」(96号)
「絵馬」(100号)
南北朝期の「光厳上皇院宣」から現代のものまで、多岐にわたっています。
ぜひ展示会場で、原本史資料を御覧いただければと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?