前田智大 | スコラボ

株式会社Mined 共同創業者、CEO スコラボというオンラインクラスのマーケットプレ…

前田智大 | スコラボ

株式会社Mined 共同創業者、CEO スコラボというオンラインクラスのマーケットプレイスを作っています。 起業する前はMITで電子工学を学んでいました。

マガジン

  • 教育全般

    スコラボ代表の前田が、教育のさまざまなトピックについてつらつらと書いています。

最近の記事

学校に馴染めない娘が叫んだ「スコラボは絶対やめない!」

人と興味が違っていたり、人と同じような行動をすることが苦手な子にとって必要なのは、自分らしさを発揮しても大丈夫と思える環境やその特徴を理解し認めてくれる大人の存在です。しかし、多くの場合、特徴的な行動が周囲と異なるために、自分らしさを発揮できない環境で過ごすことがあります。 自分らしさを発揮できない環境ワイさんもその一人でした。 赤ちゃんの頃から何かをじっと見ながら考えこんで眉間にシワを寄せているような不思議な子で、文字や数字も1人でいつの間にか覚えて、3歳くらいからは図鑑

    • 小学生に「相対性理論」を教える高校生先生の学びとは『学びによって自分の見える世界が広がった』堀場幸也先生×Mined CEO 前田智大

      子どもの「やりたい!」を専門家や研究者から少人数ライブ授業で学べるプラットフォーム「スコラボ」において、初の「高校生先生」が誕生しました。 堀場先生のスコラボ参加を記念し、堀場先生とMined CEOで灘中高・MIT修士卒の前田とで、子供時代、育ち方、親御さんとの関わり、また12/10に授賞式が行われるノーベル賞に関連して科学と社会の接点についてなど、学びについての対談を行いました。 対談者紹介堀場 幸也(ほりば ゆきや) 2007年生まれ スコラボ内で「小学生でもわか

      • スコラボで新しい形式の授業、「フレックスクラス」を開始します。

        「フレックスクラス」を開始した背景これまでのスコラボでは少人数制のライブ授業のみ提供してきました。「少人数制・ライブ授業」にこだわってきたのは、生徒が対話を通じて先生の情熱を感じ、クラスのトピックに興味を持って欲しかったからです。 一方で、クラスを受講した生徒たちから、クラスのトピックについてもっと深く学びたいけれど、学ぶ場がないという声も多く届きました。 より深く学べる授業を増やしたくても、スコラボの先生が複数の少人数制ライブ授業を開講しながら、他のクラスを作り続け

        • 当たり前ではない「読み書き」。 学習障害の子どもにとって足りない学びの環境と親の苦悩

          スコラボを受講している子どもたちの中には、学習障害を抱える子どもたちも少なくありません。 今日は、読み書きについて学習障害(ディスグラフィア)の診断を受けた子のお母様に話を伺いました。 学習障害にどうやって気づいたか現在、学習障害のある小学3年生のお子様は、学校の宿題や漢字の書き取りに関して先生が赤字や青字で書いたものなぞり、書く回数を少なくしてもらうなど、配慮をしてもらいながら過ごしています。 学校によっては似たような特徴を持つ子どもに対して、iPadなどで撮影してあとで

        学校に馴染めない娘が叫んだ「スコラボは絶対やめない!」

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        • 教育全般
          2本

        記事

          「将来を考える入口の1つ」海外在住だからこそわかるスコラボの良さ

          NIKKEI STYLE キャリアコラムをきっかけにスコラボを知り、「おもしろいことをやっているな」と興味をもってくださったゆうたろうくんのお母様。 その後、私がお母様と話す機会をいただき、ゆうたろうくんの現状をお伺いした上で、お勧めのクラスを提案したところから、ゆうたろうくんのスコラボストーリーが始まります。 時間が合うものは片っ端から受ける もともと、何か始めようと塾の体験を受けていたゆうたろうくんですが、どうもしっくりきません。 そして、現在ニューヨーク在住のお母様は

          「将来を考える入口の1つ」海外在住だからこそわかるスコラボの良さ

          受験期にも取り入れられるスコラボでの学び

          いにょんさんとオンライン学習は合わないのでは・・ とオンライン学習にあまり前向きではなかったお母様。 しかし今では、受験を控えた6年生の途中に「スコラボと出会えてよかった」と語ってくださいました。 今回は受験を目前に控えたいにょんさんのお母様に、受験期のスコラボ活用方法や、いにょんさんの変化などをお伺いしました。 前向きではなかったオンライン学習 ある日のキムタツ先生(私の高校の先生)のメルマガで、教え子と行う対談セミナーの告知を目にしてスコラボと出会った、いにょんさんのお

          受験期にも取り入れられるスコラボでの学び

          ホームスクーリングから学ぶ新たな教育

          ホームスクーリングとは、家庭をメインとした教育形式です。 日本では、まだまだ不登校の一部や特殊なイメージを持っている方も多いのではないでしょうか? 今日は、実際にホームスクーリングを行っている保護者の方20名ほどとお話をさせていただき、感じたことや学んだことをお伝えしよう思います! ※ホームスクーリングは多様な形態があり、「これがホームスクーリングだ」と一概には言えません。 ※学校教育に限界があるという、構造に対する批判をしていますが、学校でも素晴らしい先生方が日々良い教

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          好きだった習い事を諦めてもスコラボは絶対やめない!

          現在10歳のかりんちゃんは、中学受験をすることを決めました。一方、時間の問題でいろいろな習い事をやめることになるといいます。 しかし「スコラボは絶対にやめない!」とまっすぐな想いを伝えてくれるかりんちゃん。 スコラボに対して熱い思いを持ってくれているかりんちゃんとお母様に、スコラボの魅力についてお話を伺いました。 興味のきっかけはタイトル!かりんちゃんがスコラボに参加するようになったのは、同じオンライン学習サービスを利用している保護者の方からのご紹介です。 日頃から学びに対

          好きだった習い事を諦めてもスコラボは絶対やめない!

          コロナ禍だからこそ出会えた!クオリティの高い学びの機会

          コロナの影響で休校になり「突然チャンスが降ってきた」と話すスコラボユーザーたろうくんのお母様。 お母様が言う「突然チャンスが降ってきた」とはいったいどんなことなのか、話を聞いてみました。 初めての出会いはウンチから!地方に移住しているたろうくんは、ホームスクーリングをしつつ、理科授業と図書館の空いている時間に学校に通って普段学んでいます。 そんな日常のなか、コロナで休校になり「今までだったら東京や大阪など都会でしか受けることができなかったクオリティの高い学びの機会がオン

          コロナ禍だからこそ出会えた!クオリティの高い学びの機会

          スコラボ先生インタビュー 第二弾!<八木先生編>

          いつもnoteを読んでいただき、ありがとうございます! 今日は、スコラボ先生インタビュー第二弾! 「地球の大陸は将来ひとつになる?」をご担当の八木 晃先生です! ・興味を持ったことはどんなこと? ・進路を決めたきっかけは? ・子どもたちに伝えたいことは? などを中心に八木先生に答えていただきました! 小学生の頃は大嫌いでした!ー今の研究の内容はどのようなことですか? その研究に行きつくきっかけがありましたら教えてください! 地球惑星科学に興味を持ったのは、中学高校時

          スコラボ先生インタビュー 第二弾!<八木先生編>

          スコラボ先生インタビュー 第一弾!<奥田先生編>

          いつもnoteを読んでいただき、ありがとうございます! 保護者の方から「興味が芽生える具体例をもっと知りたい!」というお声をいただき、この度スコラボの先生にインタビューをしました! その第一弾として、奥田先生のインタビューをご紹介します。 奥田先生は、スコラボで「知られざる地球の中の世界」と「宝石の王様ダイヤモンド博士になろう」のクラスを教えています。 ・興味を持ったことはどんなこと? ・進路を決める時に苦労したことは? ・子どもたちに伝えたいことは? など、奥田先

          スコラボ先生インタビュー 第一弾!<奥田先生編>

          「二月の勝者」で注目したいポイント [塾選び編]

          先日「二月の勝者」を一気読みしました! 二月の勝者には、子どもたちの学びの動機作りについてさまざまなアプローチが描かれています。受験・子ども/大人に関わらず、学びのモチベーションという観点から参考にできることが多くあります。 今日は子どもたちの学びの動機作りについて、参考にできるエピソードのうちの1つをご紹介しようと思います! 前提として、受験をするかどうかは親子で十分話し合い、一緒に「受験する」「受験しない」と子どもが自分で意思決定することが大切です。 そのうえで「

          「二月の勝者」で注目したいポイント [塾選び編]

          オンライン学習を選ぶために意識したい2つの軸

          コロナの影響もあり、オンライン学習がより身近になってきましたよね! しかし、いろんなオンライン学習があって、保護者の方も子どもたちも何を選んだらいいんだろう?と迷っている方も多いと思いのではないでしょうか? そこで、今日はオンライン学習の選び方で意識すると良い点を2つご紹介します! 学習のゴールを明確にしよう! 数多くあるオンライン学習を選ぶために、まずは軸を決めていきましょう! 私が考える軸は2つ! 軸を決めないと、どれが良いのか比較もできません。 その1つ目が、学習

          オンライン学習を選ぶために意識したい2つの軸

          わたしが感じた日本とアメリカの教育の違い

          2021年1月から大学入学共通テストが導入され、日本と海外の教育の違いや受験の違いなども話題になりましたね。 とはいえ「具体的に日本と海外の教育はどんなことが違うの?」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか? そこで今日は、日本とアメリカの教育の違いについて、大学受験の仕組みを中心にお話しようと思います! [記事のまとめ] アメリカの教育は「主体性」を育て、日本の教育は「能力」を育てる。 「主体性を育てる教育」と「能力を育てる教育」は異なり、両方のバランスを

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          探究学習をはじめよう!

          「探究学習」という言葉を聞いたことありますか? 今日は、「探究学習はなぜ大切なのか?」「探究学習の始め方」などについてわかりやすくお話しようと思います! 探究学習ではおまけではない! わたしは探究学習について、学校で最近言われるようになったおまけ的なことではなく、勉強の中でも1番大事なものだと思っています! まず、探究学習とは、 ①自分なりに問いを立てて ②情報収集し ③収集した情報を分析し ④まとめて発表すること を言います。 では、探究の本質とはなにか? それは

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          よくある「興味を持つ姿」への誤解

          子どもが何かに興味を持ったとき、1つのことだけに熱中して打ち込んでほしいですか? それとも、いろんなことに興味をもって、あれこれ試してみてほしいですか? 今日は、子どもが興味を持つ姿への誤解についてお話しようと思います! よくある興味を持つ姿への誤解とは偏見や固定概念であることが多い 子どもが興味を持つ姿の誤解には、偏見や固定概念があるのでは?と最近考えています。 例えば、スポーツ選手は幼少期から1つのことに打ち込んだ結果、成功していますよね。そのイメージが強く、わたし

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