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信義について考える

「信義」とは何か。

信義誠実の原則
第1条 甲及び乙は、信義に従って誠実にこの契約を履行するものとする。

仕事上も、契約書に上記の文面が載ってきたりする。
これを単なる「建前」の一言ですます人も多いと思う。

例えば、あの人は誠実な人かどうかということを数人で話し合っても、評価は異なることが多い。人それぞれの価値観・人生観などで他人を見て判断すると当然、各人の評価の相違点は出てくる。表面上は軽薄な人間性に見せていても、本当の中身はどうなのかはわからないし、またその逆も言える。「誠実」なのかどうかのその根っこは中々他人には窺い知れない。詐欺師という職業はその典型的な例である。


これに対して「信義」ある人とは何か。
個人個人の信ずる道を歩んでいる人かどうか、じゃないかなと私は思っています。
一の約束を違えたり一の信頼に応えないかどうかで「あの人は信頼できない」とはならず、その人の信ずる道のまま約束を守ろうとし信頼に応えようとした結果、それができなかったのであれば、残念な気持ちにはなったとしても、その相手の評価は全く下がらない。
逆に、その相手の「信義」が見えず、確固した道も歩まず、なんだかフラフラしているだけにしか見えない人は信頼できない。信義の根っこや土台は他人にもすぐわかる気がします。私は自分の信ずる道を、今はまだまだ太く大きく育てていかなくちゃなと思っています。

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