ソーシャルディスタンスの時代における「触れ合い」
「親子のための場所を作りたい」。と前の記事でも書きました。
私は、とあるNPO法人のスタッフとして、地域でオフラインで行われる単発、あるいは連続の子育て講座に出向いています。
先日の講座で、あるお母さんがぽつりと一言。
「普段あまり外に出れてない。ここ(会場となった商業施設)に来るくらいです」
とお話されていました。
普段の日常の中に、「感染予防」の視点は外せないものになっています。
自分1人ではない。子どもや家族、守る存在がいるとなると、なおさらです。
それでも、普段の日常から「大変さ」が消えるわけでもなければ、
「人との関わり」を求める気持ちが消えるわけでもありません。
親と子はスキンシップを通して気持ちを通わせ愛着を深めていくわけですが、
外に出るとソーシャルディスタンスの時代。
子どもとのスキンシップの取り方を学んだり、親の大変さを共有する場所というのは少なくなっています。
今までも、これからも、そして今まさに体験されている親子にとって大事なことについて、伝えたり、気づいたり、分かち合う場は大切になってくると考えます。
上に書いたNPOでは、そういったことを体験する講座を開いています。
ゆくゆく個人でも、そうした親子の場を作り、触れ合いの意味や大切さを広めていきたいと考えています。
時代によって変化せざるを得ない部分。
変化せずに続いて守られていく部分。
そのどちらも感じながら、
親子の「触れ合い」だけでなく、大人同士、友達や親しい人、地域との「交流」や「触れ合い」の在り方を模索していく必要がありそうです。
人が前向きになったり、マイナスなことがあってもこれでいいんだぁと自分を認められるには、他者と心が触れ合ったり、通い合ったりすることが必要だと思うから。
まずは日頃から、身近な人への思いやりや触れ合いを大事に過ごすことを心がけようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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