【派遣事業の行く末】~悲惨な末路を徹底予想~

今回は【仕事を探すと言うこと】~何のスキルも持たない40代のおばちゃん達へ~の記事の続編となります。
前編では「40代のおばちゃん」にフォーカスを当てましたが、今度は派遣事業を行っている当社についてお話しようと思うので、同業者様やご興味ある方はぜひ最後までお付き合いください。

人材ビジネスと言うと悪く言えば「人身売買」、良く言えば「職業斡旋」となります。
人に就職先を紹介もしくは派遣などをして、取引先から紹介手数料や利益を頂戴するビジネスです。

その人材ビジネスが今後、尻すぼみし衰退していくことは明確なのですが、私の上司に当たる人はそれに気づいていたとしても、打開策が見い出せていません。

前編でも「派遣登録に来社される40代のおばちゃんは何のスキルも持たない人がほとんどなので就職には非常に不利」であることをお話しました。
例えば「保育士×英語」によって収入は格段の差があり、個のスキルが大切だということをお話ししています。

この人材不足により当社の業績は昨対割となる予想で、直近3か月の業績は目標値に対し半分程度で着地しています。
私が所属する部署だけではなく会社全体の業績も悪いため、私が経営者なら大きく方向転換し、新しいサービスの導入等に踏み切らないと、どれだけ大手の会社といえど存続は難しいと考えています。

それなのに上席者は日々、私たちの行動や業務量などを監視し、目先の業績だけを追い求める以外に頭がまわっていないようなので開いた口が塞がりません。

営業職である以上、私たちは数字を求められます。
サラリーマン的思考に切り替えると、数字が上がらなければ給与や賞与は上がりません。
(もし業績が上向きであっても1年で5万円も給与が上がることなんてまずあり得ませんが・・)

そのため上席者も私たちのお尻をせっせと叩こうとするのですが、私は叩かれるフリをして、その光景を実に冷ややかな目で眺めています。

この傾いた業績を大のオトナ達はどんな戦術を使って上方修正するんだろうと少しワクワクしています。

人材業界に興味のあった方、もしくは今年の新卒で人材業界に就職が決まっている方が読まれていれば肩を落としてしまう内容ですが、これが真実です。
行く末は厳しい業界ではあるものの、この世に企業と人が存在する以上、この世から無くなることはないと思います。
ただ人を売る仕事は今と少し形を変えていくと予想しています。

何も人材業界だけが危ないわけではありません。
大手企業も終身雇用は出来ないと宣言しています。
あなたが身を委ねている会社はこの先、大丈夫ですか?
ご自身の人生を任せられるのか、真剣に考えた方が良いと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
智恵

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