人生は化学のようにはいかないが

私は大学の時に、想像もできない自分に会うために、少し興味があって得意だった化学を勉強した。

世の中を全てぶっ壊して、粉々にして、し尽くした最小単位が元素で、世の中は何らかの元素によってすべて成り立っているという考え方が非常に単純明快で、興味を持った。

私たちが元素によって成り立っているのであれば、

本来の魂の使命が、例えば、化合式の組成物であるとすれば、

化合式の通りに皆生きていけるはずなのに、なぜ、色んな思いがけないことや経験を積むことになるのか。

それは、合成化合物のように、化学プラントの、タンクの中ように完璧に調整された環境下で生きているわけではないからだ。

私たちの人生は、ほぼコントロールできない環境のもとにあり、

日々の様々な出会いによって、触媒も化学反応式すらも変わる。

だから、私たちは魂の使命の通りに進むという事は、本当はかなり難しいことなのだと思い知らされる。

それは、私たちが、合成化合物のような完璧な環境を準備される身ではなく、生き物だからだ、生きている生物だからだと思い知らされる。

ただ、私たちは、他の生物にはない意志を持っている。

どのような意志を持つかによって、唯一コントロールでき、
意志が唯一我々人類が持たされた武器。

今日も生きていることに感謝。

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