頭文字T。

夢の続きを見たくて、二度寝、三度寝と重ねる事は良くある。
そう思わず、ただただ怠惰の重寝をしたい時の方が第二話に繋がる事も良くある。
久しぶりに身の毛もよだち、心拍数が上がってしまっていた嫌な夢を見た。

本寝の時も二度寝の時も同じ車の夢。
ハンドルやブレーキが全く言う事を利かず山道を走る夢。

なんとかかんとか暴れ車を村に停め、目的地を探す為に地図を拡げる。助手席には誰かわからん男。
やけに揺れる車体。ぞろぞろと集まる近隣住民。
老若男女問わず誰も彼もが血相を変えてこちらを見ている。揺れ続ける車体。
「元気な子供を轢いている‼︎」
その瞬間、目が覚めた。
嫌な汗、運転席の感触、上がっている心拍数が「あれは夢だ」という現実に引き戻してくれるのに少し時間を要した。
お化けや妖怪の類ではなく、この日常感のある悪い夢は本当に後味が悪い。

気を紛らわす為に少しだけネットサーフィンをする25時。

もう一眠りと床につき、また車を運転する夢を見た。
今度の助手席には女。
手元は重く、足元は軽くなったり逆になったりして大変だった。
助手席からは呆れを絵に描いたような言葉が漏れていた。

結果的には擦って終わった程度だったけど。

。。

夢は毎日見ている。
睡眠に苦労した事は今まで一度も無いし。
だけど、とても異質さを感じたので、此処に残しておくとす。

6月7日。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?