ギックル。

とうとう僕も撮影の依頼が2本キャンセルとなった。

次のライブが配信LIVEヘ切り替わるというところまで来た。

京都では既に色んな場所から感染したという情報があり、いよいよじわりと忍び寄ってきた気配を嫌でもヒシヒシと感じるようになった。

コロナから派生したわけではないけれど、それが拍車をかけて友人たちと話す話題はシリアスから他愛もない事と、とても振り幅のあるものになっている。

そうなると自身のアンテナも磁場の狂った場所にでも立っているような感覚に陥ってしまう。

何を聞いてもなんだか疲れてしまうというのが正直な現状。

なんとかね、この局面を個人的なレベルでは乗り越えたいところなんだけれども。

なんてことをぼんやりと思い始めた昨日、思い切り背中を負傷した。

背中に今まで感じたことのないほどの電気が走って、立ち上がる事もままならず、お尻を突き出した形でしか姿勢を保てない類人猿のような格好で昨日は1日過ごした。

幸い「ぎっくり背中」と呼ばれる症状には至らず、しかし今日は自宅待機を余儀なくされ「これが本当の自粛じゃん?」などと思っている。

奇しくも「身体を労らないと起こる不慮の怪我」というものを経験して、この程度で済んで良かったねと、笑ってしまった。

スポーツ選手ならば引退もするような年齢だから、そりゃ普段からのケアという事も考えなきゃいけないよね。

昨日も笑えないほど痛かったけど、笑った。


配信に関しても、多分半数以上の人が音楽で震えたのってテレビやラジオから流れた音楽だと思うので

僕はいつでも会える系且つ比較的会いに行っちゃう系ミュージシャンだけど、そういうタームだと思って、配信の方でも観てもらえると嬉しいです。

いつもやっている配信よりも素晴らしいシステムを各地のライブハウスは構築し始めているし、それこそ音楽で繋がるネットワークが日本でも根付き出す良いチャンスだと思ってプラスに考えていきたい。

シビアな話、それだけで生き残れるほど甘くはないけれどイチ音楽ファンとして何か微々たるものであったとしても知恵や体力を駆使して貢献したいと思っている。

正直、心苦しい。SNSで皆んなの発信を見ていると。

ただ、僕には全然力が足りなさすぎる。

だけど毛頭、そこで声だけ出している人間ではありたくない。


ここでいつ以来かの一句。

マジ資本/身体健康/マジ卍



4月5日。

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