祭。

台風が今まで見た事ない角度から押し寄せて来ている。
右打者の死角からインコースにズバッと入り込むような完璧な軌道で。
コインランドリーからお送りしている現在。乾燥が終わるまではどうにか持ってほしい空模様です。

この数日、凄い振れ幅で考え事をしていた訳で
その中でどうしても抗えなかったモノが見えてきた。
見えてきたというより避けた所で無駄、人という社会の中で産まれ落ちた時点でどうにもならないんだなという事を思い知らさせたという感じ。
なるべくそうならないようにと近寄るまいとしていたけれど、最早掌の上でヤイノヤイノしていただけだった。

生きていく上で干渉から逃げる事は非常に難しい。
電波から逃れるより難しいと思う。人間の産物の中で良くも悪くも最強。
人からの干渉。社会からの干渉。
一対一、タイマンで生きていく事はなかなかに出来ないモノだなぁという考えを今回見事に出産した。
若い頃は「なんとかなるべ」精神というか、あまり自分の事を話さないというか、パーソナルな部分をとても大切に奥深くにしまいこんできた。
だけど、自分という人間の日を重ねていくだけ様々な出会いがあって、それをしまいこんで生きていくのはとても窮屈というか、人のパーソナルに対しての対価は自分のパーソナルだなという気持ちが芽生えてきたからこその今であって、それに関しては良い判断だったと思う。
強くなったのか弱くなったのかは分からないけど、抱え込む頻度は減った。それも一つの肴だろうと。
物事にはメリットとデメリットがある。
その割合は様々だけど片方に染まった判断は無いと思う。
だけども若い頃に危惧し、しないで置こうと思っていた。だけど出会いの中でそれは窮屈だと思い始めた事。気を抜いた頃にやはりそれは襲い掛かってきた。

大丈夫だと思っていても必ず何かが干渉してくる。柵(しがらみ)、良く出来た漢字だね。
乗り越えるも乗り越えないも、乗り越える気が有るも無いも、自分だけの問題じゃないもんだね。

ちょっと気を緩め過ぎた。油断した。
でもそれに気付けて良かった。
自分を見失ったという不安しかなかったけど「おかえりマイセルフ」と言いたい。
ブランクはあるけれど、きっと大丈夫だ。
まず全ての人間を信じる事はやめた。
合わないと思ったら合わないもんだ。
それが一番平和だ。
そして僕は好きだと思った人を大切にして生きていく。
もう甘えないし、悲しませないし、油断もしない。

それだけの代償は払ったと思うわよ。
何事も等価交換。

とりあえず、これが「私」の今の方向性。

7月28日。

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