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天井の高さは抽象的vs掘り下げ思考!

空間づくりの基本となる天井の高さについて

日本では建築基準法や流通部材によってある程度決まってきます。
オフィスは高さ2700mmや住宅は高さ2400mmが多いかと思います。
では、天井の高さとはどうやって決めれば良いか?
それは「カテドラル効果」で決めると良いでしょう!画像1

カテドラル効果(Cathedral Effect)とは
高い天井は抽象的思考が活性化し、低い天井は掘り下げ思考を活性化する
効果がある。カテドラルは大聖堂のことです。この効果は心理作用が多い
と思われます。

空間として高さ以外に広さもや窓など関係してきますが
今回は天井の高さに絞って書きますのでご理解ください。

天井の高さ空間は用途によって決めましょう!
人が集まる場所やくつろぐ場所は『高い天井』
 →
抽象的思考の空間
●一人での場所や作業の場所は
低い天井
 →掘り下げ思考の空間

ここでの天井の高さは○○mにする事ではありません。
住宅CMで高い天井を売るしている住宅メーカーがあります。
新築ではある程度、自由に天井の高さを変更できます。
古い建築などはスケルトン天井や堀上天井に変更できます。
しかし、それそれ制限があります。

ここでの天井の高さは○○mではなく
高い天井と低い天井はその高低差による比較効果のことです。
『高い天井』の人が集まる場所やくつろぐ場所は
 →その前の通路や扉を低く狭くする事です。
低い天井』の一人での場所や作業の場所は
 →その前の通路や扉を高く広くする事です。

見渡すと説明の様になっていることが判ると思います。

デザイナーとして抽象的思考を活性化させるには
部屋では無く公園散歩をお進めします。
高い木々の空間を利用をすると良いです。

思考の押し下げは深夜の部屋かと思います。
しかし、トコトン没入したいのであれば
飛行機が一番良いと思います。

空間は建築効率により四角になっていますが
実は球体が良いのです。
最近、3Dプリンタ建築の技術が進んでおり
可能な時代になるでしょう。

ご興味ある方は三鷹天命反転住宅をご見学して下さい。

2020年4月19日更新

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