なかなかしぶといこの気持ち

誰しも、心の中には黒い感情を多かれ少なかれ持っていると思う。
というか、持っていて欲しい。
でないとわたしという人間がものすごい醜くて残念な人間ということになってしまうので、持っててくれなきゃ困る。

わたしは、心がどす黒い感情で溢れかえることがしょっちゅうある。
他人の心の中は見えないので、人と比べて多いか少ないかとかは分からないが、しょっちゅうあるという表現で間違いはないだろう。

どす黒い感情の中でも頻度として多いのは、怒りだ。

Twitterやニュースで、理不尽な出来事や凄惨な事件を知ったとき。
また、それに対して投げかけられる心ない言葉や想像に欠けるコメントを目にしたとき。

家族が、「家族だから」ってだけで当然のようにわたしの人生の時間を奪おうとしてくるとき。

コンビニで偉そうなおっさんの客が、店員さんに嫌な絡み方をしている場面に遭遇したとき。

友達(的確な表現が見つからなかったので便宜上そう呼ぶこととする。)が、何気なくわたしやわたしの好きな物や人を侮辱してきたとき。


わたしは今、仕事をしていない。それなのにこんなに挙がってくる。
仕事をしていたときは、もっとたくさんあったわけで。

日常の些細なことで、わたしはカッと怒りの感情が噴き出す。
なぜこんなに短気で喧嘩っ早いのかは自分でもまだよくわかっていない。
絶賛分析中である。

もう1つ、たまにではあるけれど、現れたときにぶわっと一気に大きくなってしまうどす黒い感情がある。
それが、嫉妬の感情だ。

他人が自分より恵まれているのを羨んで妬むのが嫉妬という感情なのだろう。

わたしは、人が自分より恵まれていたり、優れたりしていても嫉妬の感情は出てこない。
やっぱりうそ、ちょびっと出てくる。いやけっこう出てくる。
でも自分で消化して自分の気持ちをコントロールできるくらいだ。

しかし、これが、「自分より恵まれていたり、優れたりしている人が卑屈さや自己否定をし始めたとき」には、大爆発してしまう。

この気持ちは、「そんなに持っているのにまだ足りないって言うの?」「そんなに恵まれているのにどうしてもっと欲しがるの?」という軽蔑の気持ちも混じりつつ、「そんなに持ってるあなたがもっとって言うんなら、わたしだって欲しがっていいよね?」と、ありのままの自分で悪くないじゃないかと、必死に自分を納得させて積み上げてきたものを崩される感覚だ。

で、挙句の果てにそうやって卑屈さを声に出した恵まれている人が、周り(特に、そこまで親しくない人とかたくさんの人とか)に助けられたり温かい言葉をかけてもらったりしていると、わたしにとっては、それが見るに堪えない光景なのだ。
もうずるい、羨ましいというどす黒い感情で大荒れだ。

今ここまで書いていて気づいたが、結局は5歳のわたしが成仏しきっていないことが根本としてあるのだろう。
「自分を成仏させるということ」の記事でも書いたが。

誰かに助けてもらいたかった、心配してもらいたかった、でもそういう経験ができなかった。
だから、わたしはむやみやたらに声が挙げられないし、あっさりと声を挙げて周りに慰めてもらったり助けてもらったりしている人が、羨ましくて仕方がない。

そのこと自体も羨ましいが、そうやって声を挙げられるということは、「助けて」って言える環境があったんだろうな、そして助けてもらえる経験をしたから、大人になっても声を挙げられるんだろうな。
そんなふうに考えてしまう。

人が他人に見せているのなんてごくごく一部に過ぎなくて、知らないところでものすごく辛い経験をしていたり、誰にもいえない秘密があったり。
わたしも、noteでは書ききれないほどのことを経験してきたし、書きたくないから書いていないことだってたくさんある。
顔も名前も知らない他人だからこそ見せられる自分もあれば、ごく親しい間柄の人だからこそ見せられる自分もあるわけで。それは皆等しくそうだ。

そういう視点はあるのに、カッとなると見失ってしまう。

だからわたしは、やっぱり5歳のわたしを何とかしたいわけである。
そして、そろそろ、幼少期の経験が原因だからと自分で自分を慰める段階から、次の段階へと行きたいところだ。

次の段階が一体どこの何なのかは、わたしにもわからないので、誰かに教えてもらいたいくらいだが。


自分を癒すためにnoteを始めた。
明日の朝にはこの記事は消すかもしれない。消さないかもしれない。
どちらにせよ、明日はわたしの大好きな人や大好きなものについて存分に書こうと思う。

夜中のテンションで書きなぐった文章だったけれど、
最後まで読んでくださった方がもしいれば、心から感謝したい。ありがとう。










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