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20代最後の日にnote始めてみた自主休業中の舞台役者

小林知未(こばやしともみ)です。
東京で舞台を中心に活動している役者です。
今は世界中で流行しているアレの影響で、出演も仕事もバイトもキャンセルになり、おうちにいる日々です。

明日、5月6日で30歳になります。

つまり今日はわたしの20代最後の日です。

本当だったら20代最後の日は野外フェスに行って、だいすきな音楽とだいすきなビールを、だいすきなお友達と堪能する予定でした。
それが出来ないと決まって、わたしはこのまま30歳になるんだあってすごくガックリしたっていうか、一瞬「無」になりました。
半分諦めモードになったというか・・・。

いつものわたしだったら誕生日の前日は「何か特別なことをしなきゃ!」となっていたと思うんです。
しかも20代最後ってついたら余計に。自分の中で記憶に残す!派手に何かやろうぜ!ってなってたはず。
でも今年はものすごい制限の中にいるわけで。
フェスも中止。友達にも会えない。どこにも行けない。稽古もない。バイトもない。

起きて、朝ごはんを作って掃除してお布団を干して昼ごはんを作ってゲームしてYouTubeみてギターの練習して昼寝してゲームして洗濯物たたんで夜ごはん作ってお風呂入ってYouTubeみてゲームして、寝る。

そんな毎日の繰り返しの中で「淡々と30歳を待つモード」に突入しました。
ある意味特別なんだけど。絶対に忘れないしね。笑

そんな中でもわたしの中の「なんかやりてぇ」欲は、繰り返しの日々でふつふつと湧いていて。

あ、noteやろ。

と思い至ったわけです。
「公演中止のお知らせ」から何も書けなくなってしまったブログを、新しい形でまた始めてみよう、と。
(4月に出演が決まっていた20代最後になるはずだった舞台が公演中止になりました)
まだnoteの活用方法がよくわかってないし、こういうこと発信しよう!とかないので、割と志低めのスタートですが、

やってやったぞ!20代最後の日に!新しいこと始めたんだわたしは!
うおー

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ちょうど1年前の5月6日。
舞台、電動夏子安置システム『尾を咥えたり愚者の口』の本番前日。
劇場に入って、「場当たり」という音とか明かりとか動線とか、テクニカル面を確かめる稽古の合間に、皆さんにお祝いしていただきました。
嬉しかったなあ。だいすきな劇団さんの公演。楽しかったなあ。
29歳になりたてのわたしよ、1ステージ、1ステージを大事に大事にするんだぞ。
うるせぇ!そんなこと言われなくてもしてるわ!って言いそう。わたし。
でもほんとに。大事にして。

今わたしは自主休業中です。
「もうこりゃちょっと休もう」ってなってから数日後仕事も全てキャンセルになり、「自主」的な休業ではなくなったのだけど。
でもなんかちょっと言いづらい響きが癖になっていまして。ジシュキューギョーって。

5月5日で自主休業生活も25日目になります。4週目か。
2週目がとにかく辛かったです。毎日夜中泣いてました。
今思い出すと、なにそのおセンチなやつ、って笑っちゃうけど。
あのときは本当にしんどかったのです。
また今度、書けたら書こう。いつか書こう。
今は元気です。心配しないでね。
今日は一緒にフェスに行く予定だったお友達とオンライン飲み会ならぬ、オンラインライブ鑑賞会をする予定です。超楽しみ。

そんなわけで。
小林知未の、30代がスタートします。明日から。
1年前のわたしに今の状況が想像できなかったみたいに、1年後のことも全然像できない!
目標とか、30代の意気込みは?とか聞かれてもすぐ思い浮かばない!
えっと・・・食べ過ぎない飲みすぎない、炎天下でビールだけ飲まない(水も飲む)・・・あれ?思い浮かんだ。笑
ま、ゆっくり、ゆっくり考えていこうと思います。

30代もよろしくわたし。

最後に宣伝です。
今公開されている、過去に出演した作品の映像を。
ってか本文にYouTubeを埋め込めるらしいってnoteの使い方に出てきたから、それをやってみたいの。
(何回もやったけどできない。なんで。まあそのうち。)
おうちで過ごしているときに、
めっちゃ時間あるじゃんうわ何しよーーー
ってなったら、観てみてください。

【映画】
『楽園グラデーション』
https://youtu.be/-gVadR7uDEM
2016年に撮影をした映像作品です。島で一番強いヒロインをやりました。
森の中を走ったし、木登ったし、海岸に寝転んでフナムシと目が合った(気がした)し。
大人が全力やっている、青春のにおいがする映画です。

【舞台】
劇団さるしばい『フールシェア』
https://www.youtube.com/watch?v=9HW3zwLluMA&t=4735s

こちらも2016年に出演。
ルームシェアをしている訳ありな人たちのお話です。
泣ける。さるしばいさんの作品は泣ける。
わたしが珍しく髪を伸ばしていた時期で、ポニーテールなんか揺らしちゃってます。自分で言うけど、かわいかったです。
ばっさり髪を切った後、劇団員の猫田にきちゃんには「お金払うからもう一度髪伸ばして」って言われてました。

『拝啓、魚屋さん』
https://youtu.be/77Q84BHB0is
こちらも劇団さるしばいさんの作品です。
商店街で向かい合わせにあるお肉屋さんと魚屋さんを舞台に、家族を描いたお話です。これまた泣けます。
わたしは、昭和の中学生の役をやってます。中学生の役です。中学生。
セーラー服。もういいよって言われる前にあと1回だけ。中学生。

さあ、こい!
2020年5月6日!!!


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