ELO随想
ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)に名盤があるとは世間であまり言われていない、という印象を私は持っているが、ELOには名盤がある。
Out of the Blue (1977年発売)とDiscovery(1979年発売)である。軽くてポップである。
Out of the Blue は Mr.Bluesky以外は印象に残らないが、終始心地よく、ザクザクと何かが進む感じがする。
Discoveryはどの曲も売れそうで、しかし何かが足りない感じがするが、こちらも終始心地よい。何かが足りないという点ではXTCのアルバムもそうだが、XTCのアルバムには心地よくない時間があるので(スカイラーキングだけは別で、あれは名盤である)そこがELOと異なる。
追記
書き忘れた事がある。上掲のELOの2枚の作品については、終始心地よいという点が、特徴なのだが、その心地よさは並みの心地良さでなく、少しおかしいくらい心地よいのである。その主因は、恐らくは終始ドタバタしているように感じさせるドラムスの音作りである。ELOはドラムを聴くバンドなのかも知れない。
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