【MTGアリーナ攻略】ゼンディカードラフト勝てないならイコリアドラフトでミシック行こうぜ!
イコリアドラフトの勧め
もう1ターン目に《遺跡ガニ》はコリゴリだ。ゼンディカーの夜明けドラフトをやりつくした人はその理不尽さに参っているんじゃないかな。自分はMTGアリーナのリミテッドミシックランクに数シーズン(イコリア・基本セット2021・ゼンディカーの夜明け)に渡って到達しているが、正直ゼンディカードラフトは難しいし、理不尽なことも多い。その点イコリアドラフトは戦闘も楽しいし、やりこむと勝率が出しやすいので特におすすめしたいね。自分はこの方法で勝率70パーセント以上でミシックに到達したので、ゼンディカードラフトが苦手な人には特に見てほしい。1~100まで教えるにはページが足りないのでリミテッドでミシックランクに到達したい人やイコリアドラフトでさらに勝ちたいゴールド以上のランカーにおすすめだ!イコリアドラフトの経験が無い方は公式にプロのわかりやすい攻略記事があるのでそちらを参考に数戦してから、さらに勝ちを求める人には読んでほしい。
文字数が多くなるから、です・ますじゃなく言い切る文にしてるが気を悪くしないでほしい。
リミテッド戦歴
MTGアリーナだと昨年12月から毎月ミシック1200位に入っている20代社会人プレイヤー。予選ウィークエンドと今はないがミシックポイントチャレンジには毎月出てる。
最初の数か月は構築で1200位に行っていたが、あまり時間を割きたくないためリミテッドで最初の10日くらいでミシックに行ってその後はスタンダードかヒストリックの練習をしたり他のことをして放置している。リミテッドは構築と違いミシック民が少ないので1200位にコンスタントに到達したい社会人プレイヤーにはリミテッドで到達するのがお勧めの手法だ。今月はゼンディカードラフトで5日でミシックに到達していて7回7勝しているので、ゼンディカー環境苦手なわけではない。でもカニは勘弁な!
アリーナで会ったらよろしく!
はじめに
この環境は2色を主としたアーキタイプ環境で3色のマルチレアや土地があるが、2色でも十分なデッキパワーになる。2色のデッキが多数を占め、強いアーキタイプが序盤からプレッシャーをかけてくる環境なので、色揃えにターンを費やすと盤面を返せなくなる。しかし、レアのバリューがある場合や緑絡み・サイクリング主体の場合は色をタッチしたほうが強いデッキになりやすい。【変容・サイクリング】はともに強力なキーワード能力だが、それぞれ、【除去に弱い・マナフラッドの原因になる】という弱点を抱えている。キーワード能力の弱点が出にくい構築が肝になるので、それらの観点から構築を意識してほしい。月初めのリミテッドはダイヤ帯以上の毎回いるリミテ強者やだれでも知っているMPLプレーヤーとあたることも多いが、そんな中だからこそ環境理解や構築で差をつけることを目標にしよう。スタンダードは一時期コピーマンだらけの運動会だったが、リミテッドでそれは通用しない。
アーキタイプの優劣
tier1 赤白サイクリング、白黒人間 tier2緑黒リア二メイト、赤黒サクリ tier2.5青赤スペル tier3青緑変容、青黒 tier4青白飛行、赤緑トランプル、緑白警戒 以上が主なアーキタイプで複合する場合も存在するが、基本は上記になるようにピックしていくのが常である。
tier4 強力レアからピックしてもデッキが弱くなりがちで、積極的に他の色を足していくことも視野に入れなくていけない。結果、4勝3敗が御の字になるので避けるべき。 tier3 青緑変容 変容元の種ポケモンと変容クリーチャーのバランスをとる必要があり、上位アーキタイプに不利なのと除去があまりないことでこの順位。流れている赤か黒の除去を積極的にタッチして組まないと除去不足で重くなりがち。デッキパワーを担保できるレアを従えて参入しないと5勝が難しい。ポジションが空いているくらいの理由で参入すると痛い目をみる。よほどのことがない限り組むのは避けよう。 青黒除去コン この色の組み合わせに与えられたクリーチャー効果は瞬速だが、瞬速同士のシナジーがあまりないため、除去等1対1をとれるカードを多く採用しつつ、《願い与えの加護》のような強烈なアドバンテージ呪文で差をつけるような構成が望ましい。《滑りかすれ》は強力なレアだが、早い段階でピックすると道が狭くなる割には他の瞬速のカードがあまりないため、回ってくるレアやアンコの強さに依存する形となる。 青のドロースペルが取れない場合は素直に緑と組み合わせるようにしよう。
青赤スペル 限定されたレアから参入しやすいアーキタイプでコモンに良カードがそろっているので再現性が高いアーキタイプ。 明確な勝ちパターンを取れないと弱いが、飛行クリーチャーや1マナ優良サイクリングで押し切る展開もありなかなか強い。ポジションがあいていればアーキタイプを定義するアンコ以上のカードから参入しよう。
これらのレアから参入できれば文句ないが、仮になくてもアーキタイプに必要なアンコがいれば形になる。
優先してピックしたいアーキタイプに向かう理由。
コモンにも優秀なカードが多い。
☆NEXTレベル☆ ①サイクリング軸になりやすいため、土地を絞りこむのとマナフラッド受けをつくる。
フラッド受けに最適。1枚は欲しい。同じコモン《切子読み》でも良い。
《発根のモロク》との必殺パッケージ。後半戦にかなり強い。
②カード周りが悪いときは、tier1デッキとの対戦を意識したピックをする。
人間デッキの《検問官》、《聖域封鎖》、サイクリングの《罠の戦術家》でタップされない。
人間デッキのトークン、サイクリングの先手1ターン目《繁栄の狐》、《雄々しい救出者》もトークンごと倒せる。除去は貴重なので、流れが薄い場合には《安堵の再会》とともに使いたい。
逆にピックを控えるカードも存在する。
上位アーキタイプ相手には除去避けにもならず、起動も悠長。
除去されなくても、上位tierのクリーチャーに自然に止まる。人間デッキの《将軍の執行官》や《夜勤隊の猛士》、サイクリングの《トゲマーモセット》、《罠の戦術家》で自然に止まる。《火の予言》や変容クリーチャーが多数取れていると採用可能。後手で弱くなりやすいカード。
緑黒リアニメイト 緑の大型クリーチャーと墓地から場に戻す黒のスペルを利用するアーキタイプ。質の良いクリーチャーを黒の除去でバックアップできるのが強力。アンコのリア二メイトスペルである《死住まいの呼び声》、《不断の絆》、《再来》で墓地からクリーチャーを召還するとともに相手の動きを止めれるのが最大の強み。特に《再来》は《天頂の閃光》クラスのパワーカードなのでなによりも優先してピックするようにしよう。
リアニメイトしたい強力なクリーチャー。序盤に来た場合サイクリングしよう。
基本は変容軸だが、強力な人間を採用してアドバンテージ獲得先も意識できるのが強み。
コモン除去も種類が多い。
☆NEXT LEVEL☆
①色の合わないレアの受け入れを作るために、緑のコモンを点数高めにピックする。
赤黒サクリファイス
赤黒に与えられたクリーチャータイプは威迫だが、威迫に関連するカードが《一時的な連帯》くらいしかないので、おまけ程度に考えて基本は長期戦を意識したクリーチャーデッキになる。除去が強い色なうえに生贄に捧げる特定のカードをピックすることで場を制圧しやすいのが利点。後述する白黒人間やサイクリングからも参入しやすいアーキタイプ。
トークンや使いまわせるクリーチャーを生贄に捧げることでアドバンテージを得ていく。《一時的な連帯》でクリーチャーを奪って生贄に捧げる凶悪な動きも内蔵したい。
参考デッキ(レアはトライオームのみ)
白黒人間
今回人間は変容が使えない代わりにスタッツが優秀で強力な能力を持つ人間も多数存在する。《夜勤隊の猛士》や《日勤隊の指揮官》等クリーチャーを並べるカードと全体強化と組み合わせてコンバットを有利に進めたり、除去も選択肢が多数あるため、どのデッキとも戦いやすい。コツをつかめれば一番勝率が高いアーキタイプ。優秀なアンコからピックを進めていきたい。何より赤をタッチしやすいため、赤白サイクリング崩れから黒の除去を加えて、参入が容易なのがポイント
強力な全体強化。聖域封鎖は見たら必ずピックしてもよいくらい後半も強い。
4マナ域は優秀なカードが多くだぶつきやすいので、他のマナ域と4マナで選択を迷う場合は他のマナ域を優先させることも多い。微差だがコモンは上から順に強い。
☆NEXT LEVEL☆
①人間が集まらない場合土地を絞ってのサイクリング軸か変容の軸を入れる
サイクリング軸の人間(参考デッキ)
②除去が多数取れた場合は、Tier1である対サイクリングや人間を意識した除去構成を取る。
レアが多数とれた上に除去が豊富な変容軸人間。除去は《神聖なる矢》、《死の重み》、《丸呑み》、《不吉な戦術》2枚を採用しているが、サイクリングの《雄々しい救出者》、《ドラニスの刺突者》、人間デッキの《聖域封鎖》、《野生肉の密猟者》に効果が薄いため、平和な心はサイドボードに眠っている。7勝デッキで参考にならないレベルの強さ。
赤白サイクリング
みんな一度は完成系のサイクリングデッキにあたったことはあるだろうが、環境随一の速さであり、通常では考えられないマナレシオのクリーチャーが勝負を決めてくるデッキ。ある程度ライフが削られると《罠の戦術家》によるブロック無効や《天頂の閃光》で一気にリーサルになるので非常に強い。一方完成は一定のキーカードを有するので、混みあっているとあまり強くないデッキになることもある。
勝負を決定づける3マナ域。罠の戦術家のほうが優先度は高いが取れるだけ採用してよい。
土地を絞り1マナサイクリングを多数入れるため、完成系ならこいつらはいらない。
3マナ域は《呪文喰いクズリ》しか取れなかったが、7勝したサイクリング。極限まで土地を絞っているが、サイクリングはスペルを最後土地にするため、サイクリング付きの重めのスペルを多数採用。天頂の閃光がある場合は序盤に躊躇なくサイクリングをしやすい。
☆NEXT LEVEL☆
①余分な弱いカードを取るくらいなら色の合わない1マナサイクリングを増やす。サイクリングシナジーが強烈なので、弱いカードをなるべく減らすこと。
上記のアーキタイプの優劣から見えてくるピックの方針
Tier1、Tier2の空いているデッキを見つけるようにピックするのがおすすめの手法。中でも赤白サイクリング、赤黒サクリファイス、白黒人間は方針転換しやすく、赤・白・黒の三色を狙ってピックしていくのがポイントだ。除去は共通で使えるものがほとんどなので赤・白・黒のいずれかの除去から入っていきこれらのアーキタイプを目指そう。また、アーキタイプを決定づけるカードが安く流れてくる場合は見逃さずにピックすることが重要。
逆に青と緑は強いレアや優良アンコを複数とりつつ、空いている色でないと勝ちにくい印象があり散々なデッキになりやすい。そして他への舵を切りにくいため、安易に決め打ちをすると弱いデッキができるリスクも高い。
アンコ以下の赤白黒の各アーキタイプ別優先ピック表
ピックの方針が赤・白・黒と決まったところで、どの優先順位で取るべきなのか『アンコ』と『コモン』の重要カードをいくつかピックアップした。色のあるレアはいつでも欲しいが、狙ってピックできるものでもないので省略する。レアはあまり触れないが《猟の頂点、スナップダックス》はイカれたカードなので見たら即取りしよう。こいつを取るピックは全て7勝している。優先順位は今までピックしたものを考慮しないで順位をつけているので、あくまで指標として考え自分のピックカードによって柔軟に調整するのも大事である。例)2枚目の《囁く兵団》を高くする。《野生肉の密猟者》を2枚ピックしているので《頑丈なダンゴムシ》を高くとる等 意外な順位のカードもあるだろうが、追記する『Tier1との同型戦』と『除去が多いデッキに対してアドバンテージをとって戦うこと』がピックの焦点となっているのでぜひ実践して欲しい。
赤黒サクリファイス
〇アンコ 《想起の拠点》=《怪物の兵器化》>《不気味舞い》>各種除去>《騒がしい収穫者》《死住まいの呼び声》>《屍豹》>《ヤマオウム》>《虚空を招くもの》>《堂々たる咆哮眷者》
〇コモン 各種除去(《血液凝固》、《火の予言》)>《夜勤隊の猛士》=《野生肉の密猟者》>《相互破壊》>《囁く兵団》>《洞窟で囁くもの》>《靴かじり》=《頑丈なダンゴムシ》=《禁じられた友情》
アンコはアーキタイプにいくうえで欠かせないパーツがあるが、コモンに比較的にプレイアブルなカードが多く替えが効くのが特徴。《頑丈なダンゴムシ》と《野生肉の密猟者》が1枚は欲しいところだ。《血液凝固》、《火の予言》は何枚取ってもよい優秀な除去なので、他の除去よりも優先的に取ろう。コモンは《頑丈なダンゴムシ》と《野生肉の密猟者》が1枚は欲しいところだ。2枚目以降の《頑丈なダンゴムシ》は他のカードを優先させてもよい。この他に《鋸刃蠍》や《ゼイゴスのマンバ》が採用可能なクリーチャーなので、低いマナ域の生物が充実したら変容クリーチャーの優先順位を上げて良い。除去が不足している場合に《急襲ヒル》、《隠れ潜む名射手》を採用することは多々あるシーンなので覚えておこう。
赤白サイクリング
〇アンコ 《天頂の閃光》>《サヴァイの雷たてがみ》>《繁栄の狐》=《雄々しい救出者》>《爬虫類の反射》=各種除去>《壮麗牝馬》=《発根のモロク》>《聖域潰し》>
〇コモン 《罠の戦術家》>各種除去>《トゲマーモセット》>《ドラニスの刺突者》>《ドラニスの癒し手》>1マナサイクリング>《呪文喰いクズリ》>《検問官》=《溶岩の海蛇》>《狐インコ》>《禁じられた友情》
このアーキタイプは、アンコに優秀なカードが多く複数取れるとデッキパワーが非常に高くなるが、必須ではなく《罠の戦術家》、《トゲマーモセット》の数が完成度を左右することが多い。上記リストのカードのみで組める状況はほぼないが、リスト以外のカードが多数入ってしまうと途端にデッキが回らなくなるので、2マナサイクリングのカードを何枚か入れるのがおすすめ。1マナサイクリングカードは7枚~13枚は欲しいが、競争率も高いので取れない場合はリストの優先順位に捕らわれずに集めるようにしたい。土地の枚数は13~15枚で組むようにするのと《威圧するヴァンタサウルス》、《溶岩の海蛇》等大型クリーチャーを採用することで、サイクリングにありがちなマナフラッドに強い構成にしたい。
白黒人間
〇アンコ 《聖域封鎖》>《不吉な戦術》=《将軍の執行官》>《想起の拠点》>各種除去>《雄々しい救出者》=《不気味舞い》>《虚空を招くもの》>《死住まいの呼び声》>《慎重な認知眷者》>《一心同体》
〇コモン 各種除去>《夜勤隊の猛士》>《野生肉の密猟者》>《囁く兵団》>《罠の戦術家》>《日勤隊の指揮官》>《相互破壊》>《隠れ潜む名射手》=《検問官》>《揃った突撃》>《ドラニスの癒し手》>《頑丈なダンゴムシ》>《息詰まる噴煙》>《翼膜の虎》>《駐屯地の猫》=《サヴァイの剣歯虎》
コモンでプレイアブルなカードが多いのが最大の強み。《ドラニスのクードロ将軍》と《夢の巣のルールス》からいければ言うことはないが、大抵は除去より優先すべきアンコから入るアーキタイプ。赤黒に似ているが1/1クリーチャー分で細かくボードを有利に進めていくことになるので、《聖域封鎖》はもちろん《相互破壊》や《揃った突撃》等クリーチャーが並んで嬉しいスペルも取っていくことになる。《野生肉の密猟者》と《隠れ潜む名射手》によってクリーチャーを1枚のカードと交換していうことで苦手な大型生物や長期戦にも強くできる構成にするのが理想。《野生肉の密猟者》は1、2枚取りたいので、他の4マナ域は多くても3、4枚くらいで考えてたほうが良い。クリーチャー以外のスペルは9枚程度にするのが理想。
終わりに このピック指針をもとに完成したデッキ例
白黒人間タッチ赤(7勝レア1)
白黒人間(6勝レア1)
赤黒サクリファイスタッチ白(4勝レアなし)
レアをあまり引く状況じゃなくても一定以上勝てるデッキになるのがわかる。また、ピック優先度が低いカードが多数入っていると勝てないのも見えてくる。
この参考例とピック指針で十分勝率はアップするので、レッツトライ!なにか質問があればささいなことでも力になりたいのでガンガン聞いてほしい。
追記で『Tier1との同型戦』と『除去が多いデッキに対してアドバンテージをとって戦うこと』を記述するので、更に違いを見せたい人はそちらもどうぞ。
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