生きる

新型コロナウィルスの猛威は想像をはるかに超えている。感染し、発症すれば死ぬかも知れない。死を意識すると家族の顔が浮かぶ。僕が居なくなったときの妻のことが心配だ。ふと、そういうことが頭を過ぎると動揺してしまう。

普段からお互いが死んだ時のことを話すことがある。いずれは、どちらかが先に死ぬから、その後のことで困らないように色々共有しておきたい。そう思いつつも、出来れば考えたくないことだから、はっきりした結果を出さずぼんやりした状態で話は終わる。

遺書を書こうか。何もなければ笑って破れば良い。