条件によって自動返信メールを変える
6月1日に発表した『ビジネスメール実態調査2021』。
昨日のメルマガでもご紹介したまたが、結果の見出しだけ、すべて公開しています。
こういった調査って、何を引用していいのか。
どう引用していいのか。
これが上手く浸透しないんです。
勝手に図版を使われているということもあります。
文章をコピペして、コンテンツとして公開されていることもありました。
そこで、今年は、ちょっと厳しいやり方にしてみました。
それがどうなるのか分かりませんが、ある種の実験だと思ってください。
2009年~2018年までの調査結果は、登録不要で、誰でも閲覧できるようにしていました。2019年、2020年は登録したら、調査結果の詳細がダウンロードできるようにしていました。
これらの結果が意図しない形で使われていることがあります。
それはこちらとしては問題です。
スタッフと相談をして、2009年~2020年のすべての結果を見出しだけに変更。詳細の原稿や図版については、非表示としました。
2021年については、
・見出し版
・図版、解説版
この2つをまず作りました。
「見出し版」については、公のものとして出しています。
ここにあるものは、正規の引用方法をとってくれたら、いくらでも使ってもらってOKです。
◎メールを1通書くのにかかる時間は平均5分56秒
◎1日のメール処理時間は平均2時間30分
◎半数近くの人がPPAP方式を利用
◎不安の第1位は「正しく伝わるか」(73.87%)
こういった結果が出ているわけです。
たとえばこんな感じで引用してもらえれば問題ありません。
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『ビジネスメール実態調査2021』(一般社団法人日本ビジネスメール協会)
によるとメールを1通書くのにかかる時間は平均5分56秒だそうです。
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不安の1位は分かったけど、2位以降はどうなんだろう?
そう思った人は、登録して閲覧すればいいのです。
こちらのページの注意書きには
・本調査結果は営利目的に利用しない
・結果を公表する際は出典を明記する
と書いています。
また、「営利目的の研修やセミナーで~~」とさらに細かい説明を書いています。そして、トラップを仕掛けてみました。
駄目だと書いているのにもかかわらず、利用目的に
・社外研修の資料として
・営業資料で利用
を入れてみました。
これを選ぶ人が1割くらいいるのです。すごく素直……(笑)
今回、この2つの選択肢を選んだ人には、パスワードを送らないように分岐させています。これが含まれていない人には、閲覧用のURL+パスワードを送っています。
説明を読んでくれたら問題ないので「再度登録してくださいね」って戻しています。
また、利用方法についても、解説を入れています。
昨日、すでに数社から利用についての問い合わせが入っています。
「結果を社内で共有してもいいですか?」
→URLやパスワードの第三者への共有はお控えください
「社内のeラーニングに○○の箇所を引用していいですか?」
→もちろんOKです!
私が使っているフォームのシステムは、選択肢によって、自動返信メールが返られます。せっかくの機能ですから、こうして使っていかないと勿体ないですからね。
今回、よく分かりました……。
こうした利用に関する説明ってサイトやフォームに書いていても、読まない人が多いんです。
そのため、選択肢にあえて入れておいて反するものがあったら、はじいていく。
そこではじめて「あ!駄目なんだ」と理解し別の選択肢を選んで再登録する。これで認識不足は補えるように思います。
今年は拡散の度合いは減ると考えています。
でも、正しい利用が増えて、制御も可能になると思います。
どうなるのか、7月に打つ次の一手も、楽しみですね。
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