1円の得を求めるか？

『0.1％の成長』というメールマガジンを毎日配信していますが、そちらのコラムをnoteにも転載してみようと思います。

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経営者と話をしていると
「1円の得」についての話題になることがあります。

奥さんが、1円安いたまごを求めて、
隣のスーパーに行くのが、イラッとくる。

どのスーパーが安いかを見つけることが
本当に効率いいのか分からなくなる。

こんな話です。

まあ……『0.1％の成長』の読者さんは、
合理的な話が出来るので、このあとの展開はわかりますよね（笑）

ちなみに、私は大学生の頃は、
1円でも安いものを探すために、移動していました。

それは、単純にゲームみたいなもの。

車で意味なくドライブをするのが好きだったので
いろんなお店に行っていました。

そのときに、一番安いものを手にしたら
かなり嬉しかったことを覚えています。

何もしていない（アルバイトなど）時間は、
お金を生み出すことはありません。

でも、時間を持て余しています。

その時間を投資して、時給1,000円にも満たなくていいから
ちょっとでも得をしたいと考えていました。

今だったら、ポイントサイトなんかの利用も
何も価値を生まない時間に価値を与えるということで
同じ行動パターンかもしれません。

ちなみに、今だったらそのような行動は取りません。

それは、時間を投下したときに
どんなリターンがあるかを把握しているから。

たとえば、1時間あるなら、メルマガを2本書く。
文例を5本作成する。

それによって将来（10年くらい先まで見越して）、
どんなリターンがあるのか予測が出来るからです。

何もうまないなら、1円でも安いものを探すのは
素晴らしいことだと思います。

しかし、何かを生み出すことが出来る人は
それ以外のことをやった方が、生産性が高いわけです。

1円安いスーパーに行くことがダイエットにもつながる。
ちょっとした息抜きになる。

それなら問題ありません。

そこに別の価値が生まれているからです。

結局、自分の行動を振り返ったときに、
そこにどんな意味があるか、意味づけをすることが大事。

昨日は、打ち合わせが終わり、ホテルで1時間ボーッとしていました。

疲れがたまっていたので、寝た方がいいと判断。
その結果、1時間ほどで復調し、メルマガをスラスラ書いています。

これも投資の一つです。

何もしない時間に意味を付けられるなら、
それは、非常に貴重な時間です。

私は、「○○をしてしまった！！」と後悔しません。

それはすべてに意味を持たせているから。

「この失敗は、いいネタになるなぁ」
「この経験は、なかなかできないぞ」

などなど。

冒頭の「得」という話ですが
「意味」と置き換えると、話がシンプルになると思います。

意味なく、1円安いものを求める。

ではなく、他に貢献できないから
1円でも安いものを探す。

これだったら素晴らしいわけです。

結局、自分の時間を投資しているわけですから、
そのリターンが何か……常に考えたいですね。

ただの「得」ばかり見ていませんか？