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歴史ナレーションのための長野取材行(1)

アイラブ日本神話!アイラブ古代ロマン!
そして‥‥アイラブ虚空門GATE!

そんな訳で
歴史ドキュメント番組のナレーションや、地域振興VPのボイスサンプル原稿書いたりするべく、山上智商店は長野県諏訪にやってきた!

ターゲットは諏訪神社
諏訪についてはざっくり「御柱祭り=太い柱をエライコッチャしながら運ぶ祭りがあるらしい」などしか知らなかったのでありますが
前回の出雲旅行から思い起こせば、どえらい深みのある御神域でありました。

ウィキペディアなどをザーッと読むに、祭神のタケミナカタは、ざっくり出雲の主オオクニヌシの次男だそうです。
出雲系の集団は、日本海を伝って、諏訪まで勢力を伸ばしていたのですね。まさにオオクニと名乗るにふさわしい‥‥

さてそんな出雲一家は、おそらく新興勢力であった「アマテラス一家」と抗争になり、武闘派タケミカヅチにコテンパンにやられた模様。

天下分け目の戦いに惨敗し組長のオオクニヌシは出雲に閉じ込められ、残党を率いる、二人の若頭、左派のコトシロヌシは降伏論を提示。右派の若頭タケミナカタはおそらく徹底抗戦を仕掛けるつもりだったのではないかな?と感じましたが、結局「諏訪大社に閉じこもる」を条件に、降伏したという伝承になっているようです。

そんなブルーな背景をもつ、タケミナカタと諏訪大社。

御柱祭りの、パワフルというかきわどいまでの熱気とスケール。
さらに、「御頭祭」という鬼祭。
蘇我氏&聖徳太子の政敵で、わかりやすく失脚した物部守屋の影‥‥
日本ユダヤ同祖論が巻き起こるのも、頷けます。

なんとロマンティックな。
僕の中のキバヤシを抑えきれぬまま、取材班は諏訪神社に向かいます。

と、いうか
なんと諏訪大社、宮が4つもある!
1泊で全部行ける‥‥わけもなく。

今回の旅では、諏訪湖畔北側の「下諏訪(しもすわ)」側のお宮に詣ります。

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下諏訪の「春宮」。
出雲ブランドを示す、巨大しめ縄。
さらに右奥に見えるのが、7年に1度エライコッチャしながら山から運んではぶっさす「御柱」です。

4つの御柱がなんのメタファーなのかは、わかっていないそうです。
ざっくり「縄張りを示す境目」とも、四季(神)とも、仏教的なもの、とも。
僕の中のキバヤシは
「神話界で実は飛び抜けて強かった(と勝手に想像している)タケミナカタの封印のための楔」じゃないかと騒いでおります。
出雲一家の降伏を担った、弱さの象徴になってもおかしくないタケミナカタですが
坂上田村麻呂が東北出征の時に祈願しただの、
元寇の時に神風を吹かせただの
武田信玄が祈願しただの
やたらと強いイメージがあるからです

写真は諏訪大社のすぐ近くで撮った「信玄ゆかりの矢避けの石」
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この隣には、いわゆる「神社の出張所」があって、近親者である出雲大社はもちろんでありますが、
いわば敵方の鹿島神社(タケミナカタに勝ったタケミカヅチ)や、伊勢神宮(総司令官のアマテラス)なども並んでいます。
これは、未来永劫監視しておきたいほど、タケミナカタを恐れていたからかもしれませんね〜キ、キバヤシー!!



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