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ラマダンとデーツとオタフクソース

お好み焼き、焼きそばソースでお馴染み、オタフクソースさんがドライフルーツ[デーツ]を販売されている事に驚きました。ソース=液体、デーツ=個体と勝手にジャンル分けしておりましたw


こんにちは。徐々に気温が上がってきた最近ですが、ラマダンの最中ですね。(ムスリムの方が断食される月間、2021年4月13日〜5月12日)。

職場の方も日没まで飲み食べ物を断たれていて、夕方に会うと、試合前のボクサーのように、目が落ちこみ、空腹よりも喉が少しイガイガすると言われています。日没後の食事後、顔がふっくらするのを見ると、こちらが少し安心する感があります。

苦行ではなく、喜びを感じると言われるのが印象的です。ムスリムの方同士の団結力もより強く、温かくなっている感じから、砂漠がある厳しい環境下でこそ拡がった教えなのだな〜と再認識させられます。


さて、表題のデーツ(ナツメヤシの実)ですが、そんなラマダン期間に、伝統的に食されるという記事を見て、ハラル表記のあるショップで贈答用に購入しました。

さらに、調べてみると、ムスリムの方の聖典コーランに、ナツメヤシの記載があるとの事で、学生時代の世界史授業以来、コーランを読んで記述箇所を探してみました。

かれこそは、つる棚を組んだり組まなかったりした果樹園、ナツメヤシ、様々な味の作物、またオリーブやザクロなどで、似たり異なったりするものを作ったお方です。
引用文献:クルアーン_やさしい和訳 水谷 周 監訳著 2019 国書刊行会 130P
10.また大地を命あるもののために設けました。11.そこには果実があり、サヤに入ったナツメヤシ、12.殻籾のある穀物と、(その他の)香る植物。
引用文献:クルアーン_やさしい和訳 水谷 周 監訳著 2019 国書刊行会 503P

数ある食物の中で、具体的に記載されている事から、いかに大切な食べ物であったかが読み取れます。


自身も初めて食したのですが、良く言われているように干し柿のような優しい甘みで、美味しいです。精製された砂糖と比べて甘みが口の中で残りにくいので、食後の感じでかなり良いです。

栄養価が高いので、砂漠の行商人が携帯していたという記事を読むと、ビジネスマンとしてのタフネスさが食べていると乗り移ります。←気のせい



そこで、職場で小腹が空いたようの常食、携帯食にしようと、近所のスーパーに行った際、探してみたところ、ドライフルーツコーナーであのオタフク顔マークがついたデーツを発見したのでした。


子供時代の土日お昼の味、オタフクソースが、関係が皆無であったラマダンから繋がる。
このような縁もあるのですね。


それでは!




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