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劇場版 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 感想と号泣記 *ネタバレあり*


ヴァイオレット エヴァーガーデンを全人類に観てほしい


⚠️ネタバレ注意です!(特典も)

      本作まだの人は回れ右でお願いします。

ほぼ感情の書き殴りとなっております....。



姉に勧められてアニメ、ヴァイオレット・エヴァーガーデンに出会ってから約2年。楽しみに待っていたこの劇場版をついに観ることができました。


はぁ〜〜。前日からドキドキが止まらず...

映画を観る前に、アニメを見返してヴァイオレットへの気持ちを昂らせました。

準備万端!


いざっ!!!!!



現代の描写から始まった映画。


『アン!?あの10話の!?』


10話の、あのアンがお婆ちゃんとして出てきて、驚き。時代の流れを感じさせられました。


そして、当時の時代背景へと移り

ヴァイオレットが活躍しているシーンが沢山!

ヴァイオレットの知名度とか多忙さが、ドールとしての成長を物語っているような気がしました。



そんな中、病院から手紙の依頼で電話してきたユリス。

最初は、口が達者な少年だな。と思っていました...😅

でも、実はもうすぐ死んでしまうこと、言葉では素直になれないから最後に手紙を書きたいこと。

あ、そうなんだ......。

2人で手紙を作り上げていく中で、どんどんユリスのことを分かってきた。死んじゃうのか、、

家族に手紙が書き終わって、今度リュカへの手紙を書くとヴァイオレットと約束するシーン。

指切りするときに言った

「手冷たいね。僕も冬ごろには冷たくなってるだろうな。」

って。

こんなに小さな身体で........。



島の描写に移り、子供たちと一緒に

ギルベルト少佐が、さらっと登場してきて

『やっぱり少佐生きてた!!!😭』

って感動するタイミングが なぜか掴めませんでした。私だけかな。


だけど、右目と右腕を失っていて。

島の海風に揺られる右袖が、それを強く引き立たせているように感じました。

そして、子供たちから先生と呼ばれてたり、知らない少佐の姿が、空白の時間物語っているようでした。



そして、

ディートフリート大佐とヴァイオレットの絡みが結構多くありましたよね、今回。

リボンを届けに来てくれたり、

幼い頃によく兄弟で過ごした船に連れてきてくれたり。


少佐の事だとなんでも知りたがって、嬉しがるヴァイオレットと

アニメの時からは考えられない大佐の優しさがどんどん見えてきて、少し不思議な2人の空気感が私は結構好きでした。



そして、何より

ブーゲンビリア兄弟の幼い頃が、かわいいっっ!!!!

胸キュン爆発案件ですよ....。

ギルベルトのあの前髪可愛いすぎませんか。お兄も髪が短いのが似合ってて、普通にかっこ良すぎますよね。。幼い頃からなんなんだあの兄弟は。




少佐が生きてるかもと、ホッジンズ社長と2人で

不安と希望を持ちながら訪ねにいくヴァイオレット。

ホッジンズ中佐が先に少佐に会いにいって

一瞬驚くけれど「帰ってくれ」と言う少佐。


告げられたヴァイオレットが

建物の前で少佐に話しかけるかける場面。


ギルベルト少佐はどこかで生きていると信じて、思い続けて、やっと希望の光が見えたのに、少佐が会うことを望んでいないと言われた時の衝撃は、、、。


少佐への想いの大きさを考えると、苦しいし、ここまで来たのに会えないの...。と思う心と、でも少佐もヴァイオレットを愛してるからこそ後悔に苦しんでいて会えないと思う心も理解できた。

けど!

けどっ!!

感情がぐちゃぐちゃになってこのシーンはすごく胸が苦しかった...。

こんなに悲しい再会あるのか。



そこでホッジンズ中佐の

「「大馬鹿野郎ぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」」

ここはすごい気迫に圧倒されながら、

脳内のもう1人の自分が

「声優ってすげぇぇぇええ!!!」と言っていました。



ヴァイオレットは大雨の中、泣いて

もぬけの殻みたいになっちゃって。


そして、夜の灯台。

ま、まま、まさか、このタイミングでユリスが危篤.....?

神様、無慈悲かよ。

でも、こんなに自分が苦しい時でも、ユリスとの約束を果たさんするヴァイオレット。

なのに、大嵐で帰れない.....!


もしかして最後の手紙を書けないのかと思っていたら

アイリスとベネディクトが。

あの二人の必死な姿、、、

1秒でも速くと走っていく、電話を繋げに行く姿が

すごく、鮮明に残りました。本当に良い仲間。



衰弱したユリスの姿がつらい。

それでも、

「愛してる、をくれた人と会えたんだね。よかった。」

って。ヴァイオレットの幸せを嬉しがるユリス。

もう何。

無理、、

しんどい....


手紙という手段ではないけれど、

電話でユリスとリュカが通じることができた。


最後の電話。

涙が止まらなくて、でも最後にちゃんと、お見舞いに来るなと言ってごめんねと謝れたこと、そして「ありがとう」を言えてよかった。



「これからも、ずっと友達だよ。」って。

苦しい

苦しすぎるっ.......!!!


こんなに素敵で切ない言葉

涙が止まらなかった。


痩せ細った身体と血の気のない真っ白な肌、カサカサに乾燥した唇。

どんどん弱っていくユリスが、最期に電話と手紙という形で、大切な人たちに素直な想いを伝えられて本当によかった。

でも、息子からあんな手紙貰ったら、、、。


弟くんに

「お前が生まれた時はすごく嬉しかったんだ」とか

「俺の分までこれからもお母さんとお父さんから愛されて甘えてくれ」(?)

とか。すごく優しいお兄ちゃんだなぁって、弟のこと大好きなんだなぁって伝わってきました、、、

弟くんは純粋にお兄ちゃんの手紙がすごく嬉しくて喜んでいるけど、死んでしまったことを分かっていなくて

もう、そのチグハグな感じがすごく、、。

しばらく経って、もうお兄ちゃんに会えないことを理解した時の弟くんを想像すると、苦しくて。


見守っていたアイリスが耐えきれず部屋をでて、

ヒュっ息を吸った瞬間、涙が溢れてきたシーン

私も同じことが起きました。

ひたすら涙が止まりませんでした。




ヴァイオレットが帰る日。


ぶどう畑のギルベルト少佐のあの顔。

辛い。辛い。辛い。



ここで

後ろに大佐が立っていたのはすごく驚いた。

ここで兄弟の再会か。


アニメでは確かにきつい性格だった。

けど

弟に背負わせてしまったことをずっと悔やんでいて

すまなかった、と謝る大佐。


弟のことめちゃくちゃ愛してるじゃん。

いや、わかってた。


少佐のことを人一倍心配して

生きていると分かった時、もう一度会えると分かった時は、泣くほど嬉しかったと思う。きっと。



そして「自由に生きろ」と言うディートフリート大佐。



あぁ、ここでお兄ちゃんが弟を送り出すのね。



兄弟愛。



ヴァイオレットの手紙を手に取る、少佐。



 『みちしるべ』 が流れはじめた




「 あなたの声が みちしるべ 」




この一文に

ヒュッ。っとなって全身鳥肌。


息をのむ。ってまさにこうゆうこと。



曲と手紙とで、1ミリも動けなかった。



そして最後の

「ギルベルト少佐、本当にありがとうございました。」

この感謝言葉にどれほどの重みがあるんだろう。


ヴァイオレットを引き取った時、

文字を教えてあげた時、

戦場で敵を殺す姿を見て悲しむ少佐の顔、

少佐の瞳は出会った時から美しいですと言われた時

心から愛してると告げた時

アニメのシーンが走馬灯のように流れ込んできて

もう大洪水。



少佐が食いしばって駆け出す

走る姿が、

転んでも

ヴァイオレットの元へ走る姿が


私はもうだめでした。

感情が溢れ出しすぎて

ここは本当に心が壊れるかと思いました。



少佐の呼ぶ声が聞こえて海に飛び込む、ヴァイオレット


溢れる想いを伝えようとするけど、涙が止まらない


2人とも涙を流してて。


星空の海の上で、抱き合う二人。


ああ、

あぁ、やっと。

やっと。



よかったぁぁぁぁ.......😭

二人が幸せになれる、、。


本当によかった、、。



ヴァイオレットの軌跡が残された、切手。

最後の2人が並んで座っている描写。


美しすぎる。


少佐も大佐も社長もユリスもリュカもカトレアとベネディクトもアイリスもエリカも もちろんヴァイオレットも

みんな大好きだーー!!!!!!!


この映画、2時間半の間に私は約1年分の感情の起伏が凝縮されたと思います。「悲しい」「苦しい」「切ない」「嬉しい」とか感情の暴力と言っても過言ではないくらい、心がフルボッコされた感覚でした。(いい意味)


そして、本当に素晴らしい作品に会うと、自分の人生が幸せに感じるんだ。という発見もありました!

観終わった後、「私の人生超幸せだ。」って本気で思いました。

幸福な余韻が一向に消えなくて、映画のことしか考えられなくなったので、もはや考え倒しました。


残念ながら考えるだけに抑えきれず、この感想文も書き始めてしまいました。笑

でも、その時の感動とか気持ちを言葉に残すのも大切だなと思っているので満足しています😌

映画を思い出して、ボロボロ泣きながら書き綴りました



そしてそして、、!

入場者特典の書き下ろし小説は「If」でした...!!



『え。公式が「If」を書いてくれるの!?』

って思いましたよね、やっぱり。



いやぁ。ありがたき、お恵み....。



この小説はもう....わたしの好みドンピシャで、にやけながら読み終えました。


表紙をめくる前に深呼吸。期待で手汗が、、。



読み始めてしばらく経ってから


「あれ、これ......もしかして...大佐....?」


と頭をよぎった時

私の中の新たな扉(?)が開いた気がしました。

性癖に刺さったんですかね。笑


映画でディートフリート大佐の良い面を垣間見て、だいぶ好きになっていたので、「おぉぉ。ここに大佐をぶっ込んでくるか。」と正直すごく嬉しくて....🤦🏻‍♀️


あの、あの、ディートフリート大佐の、執着心というか独占欲が綴られてて、、


ああぁ〜〜!!!

もうっ最高!!!!!!


って心が荒ぶりました。



元々、二次創作の原作とは違う世界線で書かれている物語を読むのが好きなので、これは嬉しかったですね。


もちろん原作が最高傑作なのは重々承知なんですけど、Ifって「こんな世界もあったら...!!」みたいに想像の可能性を広げてくれるというか、オタク心が揺さぶられるんですよね...。


て、そんなことはよくて


最後本を閉じた時、裏表紙に描かれてるのが大佐のシルエットだと分かった時は、息が止まりました。最後まで最高かよ...。と逃げない熱を抱えて一人で余韻に浸っております。



最後に。

私はこの作品に出会えて本当によかったです!

この映画の作成に携わった全ての方々に感謝しています。こんなにも素敵な作品を届けてくれてありがとうございました。


ヴァイオレット・エヴァーガーデン大好きです!


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