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「連絡先」に部門と役職を表示する

Google スプレッドシートのセルにメールアドレスが入力されていて、そのメールアドレスにカーソルを合わせると、下図のようにアカウントの情報が表示されます。

アカウント情報が表示される

何が表示されている?

上図のように表示されているのは、管理コンソールで「ユーザー情報」が下図のように設定されているユーザーのものです。

管理コンソールで設定されている「ユーザー情報」

これらの設定内容は、Google Workspace でユーザー(アカウント)を作成するときに使用する CSV ファイルの列 U「Department」、列 S「Employee Title」の内容が表示されています。

  • 列 Q:Employee ID

  • 列 R:Employee Type

  • 列 S:Employee Title

  • 列 U:Department

  • 列 V:Cost Center

  • 列 W:Building ID

  • 列 X:Floor Name

  • 列 Y:Floor Section

「詳細表示を開く」をクリックして、「連絡先」を表示すると、列 Q「Employee ID」、列 R「Employee Type」、列 V「Cost Center」も表示されます。

「連絡先」では更に多くの情報が表示される

どんなときに表示される?

これらの情報は、誰のユーザー情報でも表示されるわけではなく、以下のヘルプ記事で説明されているように、

  • ディレクトリ設定が有効になっている

  • 検索可能なディレクトリ設定の範囲のユーザーのみが対象

という条件を満たしている範囲で表示されます。

カスタムディレクトリを設定することで、検索可能な範囲(対象)を制御することも可能です。

不明なビルディング?

冒頭のスクリーンショットで、「不明なビルディング」と表示されているのは、列 W「Building ID」で CSV ファイルや管理コンソールでは自由に設定できるものの、連絡先で表示されるときには以下 URL のヘルプ記事で説明されているように、リソースとして登録された ID でなければならないようです。

何に使う?

これらの「連絡先」に表示される「ユーザー情報」の内容は、前述のヘルプ記事で説明されているように組織内の設定されたユーザーに対してのみ提供されるものであって、誰にでも提供されるものではありません。

これらの「連絡先」に表示される「ユーザー情報」の内容は、ユーザー自身で変更できるものではなく、権限が設定された管理者でなければ変更できないものです。うまく設定することで、Google Workspace の使い勝手がよくなるのではないかと思います。

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