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サイクルジャンボリー袖ヶ浦

見事に天気予報が外れた日曜日の午前。
6時には雨雲が抜けると信じていた自分が悪かった...梅雨だってこと忘れてたよね。海より深く反省。

サイクルジャンボリーとは

”新しい形のサイクルイベントブランド"(ホビーレース)爆誕!
特に女子レースにも力を入れているということで、運営を手伝っている友達からもみんなで盛り上げたいのでぜひとの話もあって、当初3時間エンデューロをソロで出ようと思っていたのだけど、レディースグランプリ(女子クリテ)も参加することに。ダブルヘッダーで3時間ソロはきついかなあとひよって、急きょ友達とチーム参戦に変更。
まだまだ続くこの状況下でレースに参加でき嬉しいです。開催してくださって本当にありがとうございます。

リザルト

レディースグランプリ(クリテリウム7周回):1Lap DNF
3時間エンデューロ 女子チーム(2名):優勝

雨対策で用意した/用意しなかったもの

生まれながらにしてくせ毛なので雨は大嫌いです。気分が上がらない。朝ピックアップしてもらって、移動中に見た外の景色にげんなり。

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車中で雨雲レーダーを何度も見る。もうじき雲が抜けるよ、試走は濡れるかもだけどレース中は大丈夫かな!?なんて淡い期待を抱いて会場入り。

うん、普通に雨だね。
写真を撮る気も起きずに黙々とピットへ荷物の移動開始。袖ヶ浦は初めて走るコース。7時から30分だけ試走時間があるので準備するのだけど、雨が上がっている想定だったのでGOREもvelo TOZEも持参せず。

雨が上がってる想定で持参しなかったもの
・GOREレインジャケット
・velo TOZE
・替えのレーサーパンツ
・タオル
・ウォームアップオイル(ホットorレイン用)

試走はとりあえず半袖の上に長袖ジャージ、さらにウィンドベスト(撥水)を羽織る。穴あきサドルなのでお尻がウォシュレット状態になるのを防ぐためサドルの裏側に養生テープを貼って穴を塞いだ。今できることの最善を尽くす...うむ。少しだけど家から自走で移動するので最小限の荷物にしたくて、無くてもなんとかなりそうなものは持っていかないようにしたけど、タオル忘れたOMG。あと、やっぱり試走用と本番用にレーパン2枚必要だったな。。シクロクロスなら必携だけど、まじ甘かった。

試走

とにかく初めてのコースでさらに雨と来たらゆっくりでもいいからちゃんと試走しないと怖い。噂で聞いていた第4つるりんコーナーは、噂通り(先入観も相まって)めちゃくちゃ怖かった。コーナー手前まででめちゃ減速してできるだけ倒さないようにまっすぐコーナーをクリアする。目の前や横ですでに落車が...地獄だ。
3周回試走してピットに戻ったけど、もうびしょ濡れ。風が強くピットに雨風が吹き込んで来て濡れた体がどんどん冷やされて行く。ソックスはもうワンペアあるんだけど、今替えてしまったら乾いたものがなくなってしまうのでとりあえず裸足作戦で笑。
観戦に来てたきのっぴが100均のタオルを貸してくれたので足を拭いたりお尻の下に敷いたりできて助かった。多謝!さらにヤマケン持参のホットオイルを拝借して足はストッキング一枚履いたような快適さを取り戻した。これまた感謝。しかし、本レーススタート時には雨は上がるんだろうか、、、不安でいっぱい。

レディースグランプリ(女子クリテ)

これまでクリテリウムはできるだけ避けて生きて来たのにどうしてこうなった笑。過去に数回チャレンジしたけど基本的に走り方が下手すぎて実業団レースでは完走した記憶がない...でも!?
よく考えたら10年前よりむしろ今の方が走れそうな気もしてきた。体の使い方や、トレーニング方法、インターバル練など、当時はあまりやってなかったし適当だったし、それを考えるとちょっとチャレンジしてみたい気持ちが湧いて来て怖さとわくわくが入り混じった複雑な気分に。けど、雨なんです。雨のバカあ。

男子のレースの合間にFEEDBACKのローラーでアップを。自分のローラーは持参できないから誰かのを借りるしかなく、さらにレースがかぶったりすると簡単に拝借とはいかないのだけど、この日はちょうど待ち時間に空いてたので使わせていただくことに。ラッキー。ちなみに、ローラーが使えない時用に冬場は縄跳びを持参してます。

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30分以上やったかな。だいぶ足も回ってきていい感じに。なんとなく振り向くと、あら!広美ちゃんと哲志さん夫妻が!めっちゃ久しぶり。ちょっと嬉しくなってしまった。相変わらず美しい広美ちゃん(写真なし)。鋭くつっ込んでくる旦那。「実業団の頃もローラーしてるとこなんて見たことなかったのに気合入ってるな〜」とか、、、容赦ない笑。

さてクリテのスタート。ちょっと小降りになったかな、と思った雨がまた本気出してきた。ずらっと最前列に並ぶおば、、女子たち。平均年齢は聞かないでください。
でも凄い。総勢21名。こんなに集まる女子レースなかなかないです。何度か別のところで書いたことあるけど、自分が見たこれまでの女子レースで一番多かったのはツールドおきなわ市民レディース50km。その次がcyclocross tokyo(お台場)のCL2/3。お台場はたしか40名近くのエントリーがあったと記憶している。この日は雨にも関わらずDNSが一人もいないという頼もしい女子レーサーたちが集まった。もちろん無理は禁物だけど、なんか嬉しいね。

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レースはローリングスタート。例の第4コーナーを抜けたらリアルスタートと告げられる。コミッセールは力石さん!ここはJBCFか?と錯覚した笑。みんな慎重にスタート。ゆるく上って下って曲がりながらまた上り返す。自分はもうローリングでもビビってた。不安でいっぱいのまま1周してまた例のコーナーへ。

少し離れてしまってもいいから1周目同様に外側にふくらんで曲がろうと外側のラインを行く。当たり前だけどさすがにリアルスタートになって1周目とはスピードが違う。結構いいスピードで突っ込んでくなーと思ったその瞬間、なんとなくその図を予想していたけど現実に...一人転倒、後続の一人がそこに突っ込む。ああ、、、
自分は前を塞がれたのでストップ。落車現場を避けて再スタートするかやめるかほんの一瞬迷いつつ今行けば集団に追いつく、やっぱり行こうと決めてペダルをはめようとしたけど、うつ伏せになって動かない友達の横をそのまま通過することが...できなかった。

このまま走ってもきっと楽しくない、またこのコーナーがやってくる。雨が止まないこの状況であと5回ここを通過するのは無理だな。急いで救護に回る。意識がある彼女は「顔が痛い」と訴え続けた。

中略。

オフィシャルカーに乗せてもらってピット横の救護テントへ移動。なんとか大事には至らずホッとした。わたしも落車したんじゃないかとチームのみんな思っちゃってるだろうなと気になってたら心配して救護テントまでやって来た。申し訳なかったな。。彼女の旦那さんがレース会場にいたのはほんとよかった。雨じゃなかったら自走で帰ると言ってからなあ。まあ晴れてたらこんなこともなかったのかもしれないけど。とにかく、深刻な怪我じゃなくて一安心。

午後のレース

救護してる間も何人か目の前で落車していて、レース続行大丈夫か??と不安になったけど、昼過ぎから雨雲が今度こそ去って行き晴れ間が見えてきた。やっとかー。しかし路面はウェットなまま。
男性陣ももうやめるか、というモードになってきておっとこれはお片付け始めるやつ?とそわそわ。でもようやくお天道様が本領発揮して路面はぐんぐんドライに。やっぱ走ろうって一転して準備に取り掛かる笑。

3時間エンデューロはもともとソロで出る予定だったのだけど、クリテも走ることになり続けて3時間ソロはきついかなあ、と前週の房総練でぼやいていたら、練習会に参加していたmakikoさんが一緒に走ってくれるというので急きょチームに変更。ありがたや〜

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↑この前の房総練メンバー。ここにいるメンバーのほとんどがジャンボリーに参加。凄いわ。

走る順番など。最悪雨想定で濡れた状態でちょこちょこ交代するのは体に悪いのでもう半分こで、と決めていたのでそのまま決行。落車対応でちょっと心が弱ってしまった自分は後半の1.5Hを走ることにさせてもらった。前半はmakiko担。待機中になんとか気持ちを高めて行こう。

「サイクリングでいいかなあ」
「もちろんいいよ、もう今日はマイペで行こう!1時間半経ったらピットに戻って来てね。」
以上、打ち合わせ終了笑。

3時間エンデューロがスタートして、makikoさんを見送りピットに戻る。交代までたっぷり時間があるので、濡れたものを日向に置いて乾かすお仕事を。ちょうどいい物干し台があったのでタオルとか掛けたり。あ、物干し台じゃなくてローラー台だった。

哲志さんが再び遊びにきた。しばしおしゃべりを。議題は昨今の社会問題について...?笑

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そろそろ交代の時間なのでピットの外で待機。雨なんて降ってました?な路面。朝の6時の時点では10時頃にはきっとこんなだろうって想像していたんだけど。もう15時前です。

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makikoさんが戻って来て開口一番「すみませーん、遅くて!」っていうけど、無問題。まったく気にしてなかったのでわたしものんびり行ってくるよ〜とピットアウト。

とは言え、一人で走り続けるのは非効率だしつらいので良き集団が来ないかキョロキョロしながら走る。2周くらい物色していたらおお!ミエさんとケイコさん2人揃って同じグループで走っているではないか。これは乗らないワケにはいかん、と混ぜていただく。

2人は前週の房総練でご一緒させていただいた仲間で、2人とも強い。あの日一緒に走ったのがとてもいい練習になったのでまたここで合流できて超嬉しい!2人とも安定した走りで一緒にいると安心感がある。たまに知らない男性が間に入ってくると、おいおいやめてくれよーって思ってしまうくらい笑。

ところで、例のコーナーはもう完全にドライなのだけど、朝の件でちょっとしたトラウマになってしまったのか曲がるのが怖くてわざと外に膨らんで走っていた。次の周こそ無になって、、、と思っても目の前にあのコーナーがやって来ると外側に行ってしまう。それがほんのちょっとロスして立ち上がりで遅れてしまうのでなんとかしたい。でもなあ、と思っていたら湾岸のサポートライダーさんが目線をもう少し低く、とアドバイスしてくださった。
もちろんわかっていたけど、ビビってしまい外側を選んでしまうジレンマがあってこれは最後まで無理かなあ、と不安になっていたところで、今の言葉を意識してみよう気持ちを切り替え、下り区間でラインを徐々にイン寄りに変更してみたらうまくいった。やった、なんとか乗り越えたぞ〜
湾岸サポートライダーさんありがとうございました!

途中、同じ集団に松尾くんやTOMIも合流してとてもいいペースのまま最終周へ。先頭にいたサポートライダーさんが、さあみんな最後行っといで!風に(実際は言ってない)先頭から外れて親離れした我々は集団のままfinish line目掛けてラストスパート。
終わったー!もうずっとほぼ同じメンバーで走っていたのでハグしたい気分だった笑。お疲れさまでした。
ケイコさんとミエさんにもお礼を言って終了。ミエさんはこの前の房総練で走っただけなのに、斜め後ろくらいにいるわたしの気配を感じたらしい。すご!

なかなか終わらない表彰式

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ソロで優勝したさや撮影。ありがと。
おい、そっぽ向いてる君!笑(瞬間を切り取ってdisるのはダメですぜったい🙅‍♀️)

インタビューで、途中まで1位だった「teamべっぴん3」はピットインでお化粧直しロスがあって遅れてしまったとのコメント。その点うちはすっぴんだったのでその分のロスが無かったのが勝因ということで...😦

そうそう、エンデューロ走り終えてピットに戻ったらすぐさまyopiさんが「優勝じゃないですか!? tomoko & makiko が逆転した!ってアナウンスしてましたよ!」
え!まじ!?
走行中は無線もないので状況がまったくわかってなくて、場内アナウンスもあまり聞こえず、唯一聞き取れたのは「あんどうさや」だけだった笑。

とにかく最後まであの集団からドロップしないように。もしかしたら順位1つくらい上がれるかなーと淡い期待もしていたのだけど。というかそもそも何位で交代したのかも把握してなかったという...すみません汗

表彰式では地鶏おじさん&おばさんが本領発揮。

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なかなか終わらん笑

RX&COの他の仲間もクリテ優勝、エンデューロ男子ソロ3位などみんな頑張った。強い!

いやあ、やっぱてっぺんはいいものだ。

RX&COのみなさんサポート・応援ありがとうございました。そしてレースに出たみんな、雨の中お疲れ様でした。

photo: RX&CO, women riders and Satoko & Shinichi minami 
many thanks to Roppongi Express, RX&CO

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