福島市内をうろうろするライド
本当は四国へ行く予定だったのだけど、台風などいろいろあって、急きょ輪行で実家へ帰省する事に変更。
二本松スタートで福島市内から磐梯吾妻スカイラインを上り、土湯温泉側に下って二本松へ戻るというぐるっとライドを目論んでいたのに、浄土平(てっぺん)まであと2kmのところで同じ道を引き返さざるを得ない事態に。ぐるっとが未遂に終わったけどまあ楽しかったと言うお話。
二本松→福島方面
誰かと待ち合わせしてるわけでもなく気ままな1人ライドなのでゆっくりスタート。アップダウンも下り基調で福島盆地へ。ルートはだいたいこんな感じを予定していた。
挨拶はごきげんよう
福島市内に入ってそのまま高湯温泉方面へ向かう予定をちょっと変更。ふと母校を拝んで行こうと思い立って寄り道。
まったくの余談、うちの母校は校内の挨拶が「ごきげんよう」だった。今もそうなのかな。さよならだけの意味ではなく、授業が始まる時も「起立、ごきげんよう」だった。廊下を走ると怒られる。目を三角にした先生がこちらに向かってきたら「ごきげんよう(ニコっ)」でその場を立ち去る。たいていごきげんようって言っていれば何とかなる的な、、、今は違うかもしれないけど汗
ところで学校のことをちょっと調べたら英語科が無くなって普通科のみになっていた。
そんな事を思い出しながら校舎に向かって「ごきげんよう」と挨拶。クリートをはめなおしリスタート。山の方を見ると吾妻小富士の”お鉢”がくっきりしていて美しかった。
高湯温泉
台風一過のせいか、風がやや強め。元々この辺りは吾妻おろしという山から吹き下ろす風があって、磐梯吾妻スカイラインの登り口までは向かい風。そして登り始めてからもつらいつらい。本当につらい。何で10%超えがこんなにも続くのか…玉子湯過ぎて安堵するも束の間、しばらく休むところない感じ。
下山中のサイクリスト何人かとスライドした。男性2人組に挨拶するとすれ違い様に何か叫んでいた。風もあるしあちらは下山中でスピードも出てるので何を言ってたかわからず。けどもしかしたら上で何かあるのかな?通行止めとか?
写真がないけど、高湯温泉といえば我らが文ちゃんおすすめの「安達屋」。露天風呂がすてき。
スカイライン1回登ったらそのまま降りてきて高湯温泉に宿泊するのもありだなーと思う。
つばくろ谷
橋の上から福島盆地が一望できる。ここで登坂区間2/3くらい。
たしか前回来た時はガスが発生していてこの先は通行止めで上まで行けなかった気がする。
浄土平へ
しかしなぜこんなにもつらいのか。恐るべしスカイライン。だんだん周りの景色が殺風景になってきてGarminが残り2kmを表示。この先緑が無くなり茶色い風景の綴ら折れが続くけどそれはもうほぼ山頂というサインなのでがんばる。登りのfinish地点である浄土平へ向かい一つカーブを曲がった瞬間、突如世界が変わった…
砂嵐!? ものすごい暴風で吹き飛ばされそうになる。思わず足をついてしまったけど両足地面に着いているにもかかわらず立っているのがやっと。どうしようかとしばらく考えて、ここで折り返し下山することを決めた。
残りわずか2kmだけどこんなところでトラブルを起こすリスクを負わなくてもいいか、と。山の反対側に降りられるのかもわからないし。むぅ超残念。
思い起こせば、スライドした2人組の男性はこのことを言っていたのかもしれない。なるほど、、、
登頂を断念して下山するために自転車から降りて向きを変えたら、吹きおろす風に煽られ自転車が飛ばされそうになる。山頂付近は100年以上前の噴火で山肌が露わになっていて木が無いからか、風が吹くと遮るものがなくそうなってしまうのか、、、?
しかしこんな綴ら折れの登り、つらいでしょ。左下の未遂区間が悔やまれる。次回リベンジせねば。
というわけで泣く泣く下山。
実は反対側の土湯温泉方面へ下って行けば、街まで出たあともほぼ下り基調。帰りは楽しようという目論見失敗に終わる。
来た道を20km下ってさらに福島市街地へ。長い。
さくらんぼのシェイク
平らなところへ戻ってきた。せっかく福島にいるならフルーツラインのどこかでフルーツ食べたいなあとgoogle mapで調べてみると何店舗か良さげなお店があったので行ってみることに。「よつ葉のクローバー Farmers Garden」
今はさくらんぼの時期なのでちょっと期待してお店に入ってみると、佐藤錦をはじめとする大きな粒のさくらんぼたちがずらり。2Lサイズってすごい(写真なし)。思わず買ってしまいそうになる衝動を抑え、持ち帰れないだろ問題があるので断念。カフェで休憩したかったのでその場でいただける何かを物色(言い方)。さくらんぼはそのまま食べるのが一番好きだけど、ここはお店の自慢の一品をいただくことに。
「さくらんぼのシェイク」さくらんぼ30粒使用…!なんと贅沢なシェイク。
飲んでみると酸っぱ過ぎず甘過ぎずなとても優しい味。けど、濃厚。アメリカンチェリーみたいなガツンと来る酸味と甘みを想像していたけど、ごめんなさい。もっと繊細で幸せを感じる味でした。やっぱり日本のさくらんぼ大好き。
さくらんぼシェイクに感動してだいぶのんびり過ごしてしまったけど帰らねば。福島市街地(盆地)を抜けるとそこからはじわじわっと登り基調のアップダウン。山の反対側に降りたら帰路は下り基調という目論見が外れてしまい本当にがっかり。。けど帰るしかないので坂4つほど頑張った。
103km 1800m↑。数字だけ見ると大したことないけど、お疲れ様でした!
地酒
ところで今回の帰省で飲んだ日本酒。(もちろんライド中ではない)
花泉 ロ万(ロマン)
なんともち米を使っているという珍しい日本酒。口当たりはとろんとしていて後味も豊か。これはお取り寄せせねば。
一升瓶が出てこなくてラベルを確認できなかったのが心残り。この中のどれか、、、確認するためにまた飲みに行かねば笑
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